でんどう

地域振興に関わる様々な方の意見、主張を掲載していきます。

「名づけ」は大事だ

 しま☆コミュ、企業見学バスツアーの「縁結びワゴン」、学生が企業に公開プレゼンテーションを行う「リアルアドバンス」。
 いずれも定住財団・ジョブカフェ事業のネーミングです。若手職員が考えた名づけです。私のような年代では、このような学生にヒットする名づけは出来ないのでおまかせです。
 島根県で進めている「ふるまい向上」は3年目となり、学校、地域など県内各地で盛り上がりをみせています。「ふるまい」は言い換えれば「社会人基礎力」を身につけることです。「しつけ、挨拶、礼儀、作法、モラル、思いやり、心づかい、道徳、倫理観」などの総称です。
 「おしゃれで凛とした生涯現役社会」は県の高齢福祉計画のタイトルです。
 最近、話題の邑南町の「耕すシェフ」はいい名づけですね。
 海士・島前高校の「島留学」は成果があってこの春に留学生の増加があり、2クラスの入学がありました。
 これらは、私から見て、名づけがその込めた概念のイメージをうまく表現している例だと思います。
 ところで、昨年の地域づくり研修会で“B級グルメでまちおこし”の富士宮焼きそばの仕掛け人・渡邊英彦氏を講師に呼びました。富士宮焼きそばのヒットはマスコミに報道してもらうことで知名度を上げるための「ダジャレ」の連発だとのことです。それが当たり、誘客に大きな効果があがったことは販売戦略のヒントです。(私は残念ながら講演は聞けませんでした。講演を聞いてメモしたもののコピーをもらいました)
 「三者麺談」や「ヤキソバスツアー」、焼きそばに合う酒は「大びんじょう」、次のラベルは「ますます大びんじょう」などは笑えます。
 一転、真面目な話です。明治の先人は西洋文化の移入に当たって、外国語の名詞や考え方を漢字を使って見事に翻訳しました。一般的には「和製漢語」といわれています。津和野出身の西周は、「哲学、概念、総合、主観、客観、理性、感覚、肯定、否定」などの「哲学的、観念的」用語を作りました。和製漢語は一種の名づけです。
 私達も、柔らかい頭で、情報受発信能力や言語感覚を磨き、後世に残る名づけを心がけたいものです。
 近頃はあまりにもカタカナ語が多すぎると日頃から批判的に思っています。そこで、「ネーミング」と使わず「名づけ」として書きました。

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