2018-10-05
井の中の蛙大海を知る?
この夏、石川県の白山という山に登った。夏は山頂周辺一帯にお花畑が広がりクロユリなどが有名だ。私が登ったのはお盆頃でお花畑のピークは既に過ぎていたが、それでもクロユリもミヤマリンドウもイワギキョウも何とか見ることが出来た。群生している花を見るのはもちろん感激なのだが、探して探してやった見つけた花も感動モノである。
また山頂には神社があるのだが、その少し下には最大700人も泊まれる大きな山小屋があった。これほど大きな山小屋は初めてだったのでその大きさと充実した設備に驚いた。
山陰には大山や三瓶山をはじめとして、身近な所にたくさん登山できる山がある。苔むした沢沿いの道やブナの森の中を歩くと本当に気持ち良い。日頃は身近な山をもっとよく知りたいと思っている。そして大山の初夏のお花畑を見るのを毎年楽しみにしている。ところが今回白山に登って山の規模の違いに衝撃を受けた。とにかく山が大きい!見渡す限りお花畑で、歩いても歩いてもお花畑なのだ。一方、大山は一目で全部見渡せる感じ・・・
今回の山登りは自分の世界が少し広がった気がした。井の中の蛙ではいけないと思った。でももちろん、身近な山が好きなことは変わらない。両方知ることが大切なのだ。
(温)