2019-07-01
梅雨入り、梅仕事
今年の中国地方は梅雨入りがとっても遅く、先週ようやく梅雨入りしました。
いつもなら湿気も雨も多くじめっとしがちな季節ですが、
先週の梅雨入りまでは意外とさわやかな気候だった島根でした。
(もう今日から7月ですが)6月は梅の季節でもあります。
自宅にも梅の木がありますが、老木だからか実は少なめ。
それでも完熟した梅の実からは、甘くてさわやかなとてもいい香りがしていました。
自宅でも、財団内の周りの席でも、6月の話題は梅仕事。
今年は何つくる?
私はこれ作ったよ。
ああそれもいいね。
自然とそういう会話が弾むってなんかいいな、と思いました。
(ちなみに私も梅の甘露煮を作ってみようと思っていましたが
実家の母が全部梅干しに仕込んでしまいました)
梅雨が明けて夏になったら、きゅうりだトマトだナスだ、
夏野菜のおすそ分け合戦が待ってる!
(は)
2019-07-02
島根を知る~温泉&道の駅巡りの旅~
「財団職員なら、19市町村すべてを知らないと!」
そんな思いから、島根県内19市町村を自らの足で訪れる旅をしている。
これまでに休日を利用しながら自分の足で訪れた市町村はこちら。
松江市/出雲市/海士町/西ノ島町/知夫村/雲南市/安来市/奥出雲町/飯南町
出雲エリアの6市町はすべて制覇!
隠岐エリアも4町村のうち3町村を巡るというリーチぶり。
残すは石見エリア9市町と隠岐の島町。
半分の市町村を巡ったことになる。
その旅の中で、楽しみになっているのが、温泉と道の駅を巡ること。
どこの温泉地も地域の方に愛されていて、観光客よりも地元客の方が多い!?
道の駅も同様で、お土産売り場というよりも地元客の食堂となっている!?
ふらっと立ち寄れる、温泉と道の駅はその土地の顔が見えて面白い。
地元の方も旅人も同じ場所に居合わせることで、風土ができあがるんだなと感じつつ、
ひつじの旅はまだまだ続く・・・。
(ひつじ)
2019-07-05
絶対に無理って本当に無理?
車の免許をとったのは学生の時、当時はとりあえずとっておこうというくらいの気持ちでした。電車やバスでじゅうぶんに移動できる地域に住んでいたので、免許取得後も車にほとんど乗ることもなく、長く続いたペーパードライバー期間。
しかし島根での暮らしがはじまったと同時に車に乗る必要性が出てきました。教習所に通っていた頃から苦手意識があり、積極的に運転もしてこなかったので、当然自信もなく、はじめは本当に嫌々。
乗りこなせる自信は無いし、できることなら、この先もやっぱり自分は運転したくないと正直思いながらの練習開始でした。
教習所のペーパードライバー講習にはじまり、家族に頼んで付き合ってもらった、広い敷地や車の少ない道路からはじめた練習も今ではなつかしく思います。
ひとりでも車で出かけられるようになった今となっては、「絶対無理!」と自分で勝手に思い込んでいるだけだったんだなと、わりとなんてことなかったというくらいに感じられます。
この運転の件があってから、できない、無理と普段通りすぎていることも、チャレンジしてみたら案外できるようになることも他にあったりして?!とうっすら思うように。
うまくいくことばかりでないでしょうが、新しいことへの挑戦に腰が重くなってきていた自分には、いい経験になりました。
一歩踏み出すまでがなかなか難しいですが、はじめから自分には無理~!のひと言で片付けず、チャレンジ!の気持ちを忘れないでいたいなと思った私のワンステップです。
(幸子)
2019-07-10
田舎あるある
「情報拡散がツイッター並み」、「若者会の最年少が60代」、「車で移動すると行動がばれる」、「野生動物との仁義なき戦い」───これは、奥出雲町のNPO法人ただもさんが、ワークショップの意見をもとに構成された「奥出雲自虐カレンダー」での「奥出雲あるある」です。当財団のUIターン定着支援交流事業の一環で作成されました。
内容を見てみると、それは決して奥出雲に限った事ではありません。島根の農山漁村部に広く共通する「田舎あるある」で、都市部からUIターンされた場合、時に、強いカルチャーショックの要因となることもある事柄です。
ただもさんは、UIターン者6名を交えた計20人の参加者と共にワークショップを開催し、「移住して初めて気づいたこと」、「困ったこと」等を「奥出雲あるある」として出し合い、共感度が高いものについてピックアップした上で、解決策等まで話し合いました。
例えば、上記の「あるある」に対する解決策では、「良い情報を広める意識を高めよう」、「既存の若者会でなく、さらに若い会を立ち上げよう」、「白の軽にしたら紛れます」、「共に生きる道を模索しよう」等が示されています。
課題を指摘して終わるのでなく、自分たちで考えられる解決策まで検討することで、主体的かつポジティブにその現状と対峙していく姿勢を示されている点が、とても素敵だと思いました。
閉鎖的な田舎では、時に率直に意見を言うことを躊躇する空気を生むことがありますが、今回のようなワークショップをとおして、地域のことに関して、誰でも自由に、気軽に声をあげ、その結果、自分と同じ思いを持つ人がいる事実に気付けることは、とても勇気づけられ、安心感や仲間意識の醸成にもつながることだと感じます。
「自虐」と銘打たれた活動でしたが、今住む地域を自分の視点で見つめる行為が育む「理解」と「共感」が、自分自身の根を強くし、「自己肯定感」を高めることにもつながるんだと教わった、「あるある」でした。
(でんでんむし)
2019-07-11
わが家にカンガルー!?
「おかあさん,さっきね,どうぶつがいたよ。」
「どうぶつ??なにがいたの?」
「えーとね・・・・かんがるう。」
「カンガルー???」
買い物から帰ると,庭で遊んでいた娘(まもなく3歳)がこう言うのです。そばで一緒に遊んでいた息子(3年生)に話を聞くと,どうやら庭を茶色い動物が横切ったようです。色や大きさからヌートリアではないかとのこと。近くにはまだ田んぼもあり,水路でヌートリアを見かけたという話を聞いたことがあります。息子もよく外で遊んでいるので、祖母からヌートリアが出た話は聞いていました。
犬やネコが出てくるなら分かるけれど、まさか「カンガルー」が出てくるとは思わなかったので、家族みんなが大爆笑!!「ヌートリア」なんて聞いたことないもんね…
毎日慌ただしい我が家。休日も子供たちの習い事や地区の行事参加で、休日も休みにならず、バタバタとしていた私をちょっと立ち止まらせてくれる、ほっこりした出来事でした。
やさしいお兄ちゃんは「カンガルーがいたの?」と大好きな妹の話に乗っていました。子どもの豊かな発想、突拍子もない発言や子どもたち同士の会話、ちょっと手を止めて耳を傾けると微笑ましく、吹き出して笑ってしまうことやびっくりすることも多いですよね。
(misora)
2019-07-12
季節の色
雨が続くかと思ったらそうでもなかったり、梅雨なのかもう明けてしまったのかよくわからないような日々ですが、最近アジサイの花を見るのにハマっています。地元に帰った時など、出掛けた先で綺麗なアジサイの花を見かけるとつい写真を撮ってしまいます。雨が似合う花という珍しさと、あの絶妙な色合いに惹かれます。色味も様々あると思うのですが、私は青~紫の間くらいの色がとても美しく感じます。
漢字で書くと「紫陽花」…これもまた素敵だな、と思ってしまいます。 「アジサイ」の語源について少し調べてみると、有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったとする説だそうです。
日常には様々な美しい色が溢れているということを常に感じながら過ごせて行けたらな、と改めて思いました。
(の)

2019-07-16
すこしずつ
財団で勤めるようになって、少しずついろんな仕事をやるようになってきた。
これまでは一人でこつこつやる作業的な仕事が多かったが、ここへ来てから「みんなで働く」ということを意識するようになってきた。
それでもこれまでの自分の悪い癖からか、周りの皆さんが自分の仕事で忙しそうにしておられると「手伝ってください。」がなかなか言えない。なんでもかんでも自分で背負い込んでしまう。
そんな私を見かねてか、財団にはちょうどいいタイミングで声をかけてくださる人がたくさんおられる。「手伝おうか?」ありがたい。本当にありがたい。
さらに財団には、私が勝手にスーパー助っ人と呼んでいる人が何人もおられる。言ったり、頼んだりしたわけでもないのに、準備や片づけのときに「そろそろ始まるかなって思って。」と言ってさりげなくスタッフに紛れて手伝ってくださる。ありがたい。心の底からありがたい。
ふと自分に振り返ってみると、これまで私は周りの人に「一緒にやりますけん、いつでも言ってくださいね。」と声をかけていた気がする。これは一見いいように思えるが、その仕事をいざやろうと思った時に、その人が忙しそうだったら、おそらくお願いしないだろう。要はタイミングなのだ。
助けてもらうと、今度は自分が恩返ししたくなる。周りをよく見てさっと手伝える、そんな気の利く人にはなかなかなれないが、でもこの「ありがたい」の和がすこしずつ広がって、みんながもっと気持ちよく働ける職場になるようにできたらいいなと思う。
今回いろんな仕事をさせてもらう中で強くそれを感じた。そして職場だけでなく、地域や島根にそれをまた少しずつ広げていくことができれば、もっと住みやすい、住みたくなる島根県になっていくのではないか、と大きな一人野望を抱いて、今日もみんなと働くことを頑張ろうと思っている。
(こはるとてん)
2019-07-18
始めるのは今からでも!
先日、久しぶりに我が家に父が遊びに来ました。
孫と遊びながら、こんな話をしてくれました。
時は阪神・淡路大震災直後。
いてもたってもいられなくなった父は、当時会長を務めていたマラソンクラブで「チャリティー駅伝」を企画し立ち上げました。
参加チームは毎年増えていき、収益はすべて被災地へ届けられました。
それは約15年間続いた駅伝大会となりましたが、その間にも日本各地で様々な悲しい被害が起こり、その都度駅伝を通して被災地とつながったものでした。
現在70代となった父は、籍を置いている職場の代表者と、なんとまた駅伝大会を企画しているということでした。
以前のチャリティー駅伝の際は、規模が大きくなりすぎ、人手も足りなく運営が難しくなったため終了してしまったと聞いていたので、驚きました。しかももう若いころとは違う・・・。
それでも、一から始めることの大変さを知っているからと、当時の資料を全部探したよと笑っています。正直これから大変な作業が待っているのに、この歳から始めるの?と思わず聞いてしまいました。
でもそれは愚問でした。
私も、もう無理だ!とか歳だから!とか言い訳だな。
今年はあきらめかけていたことに挑戦してみよう!と思わせてくれた父の後ろ姿でした。
(グリーンアップル)
2019-07-19
可能性がある今だからこそ
仕事のなかで、学生さんとお話する機会があるのですが、
「将来何をしたらいいか分からない」という声を聞くことがあります。
本人にとってはとても大きな悩みかもしれませんが、
学生時代が少し遠くなった私としては、うらやましい悩みでもあります。
就職したり、結婚、出産、子育てとなると、
「○○しなければならない」という条件が少しずつ増えます。
可能性がある今だからこそ、たくさん悩んで、
自由に将来を描いてほしいなぁ…と思いながら相談を聞いています。
そのためにも、インターンシップ、就職の相談、
多くのイベントを行っているジョブカフェしまねを
たくさん活用してほしいと思います。
これから就活に向かう学生さん。
楽しみながら頑張ってください!!
(まるまる)
2019-07-23
隠岐へ
このひとりごとが掲載されている頃、隠岐での要務に取り掛かっているもしくは、移動中ではないだろうか。
長く島根県に住んで訪れたことがなかった隠岐。今回の要務が決まってから約一か月隠岐に関する情報をインターネットで調べなかった日はない。調べていく中で、隠岐にいろいろな人たちが集まることや注目をあびていることに特に関心を持った。実際にインターネットだけでなく、身近にいる隠岐とかかわりのある方々に、理由や魅力など訊いてみた。共通しての意見では「これまでの伝統を守りつつ、新しいものも受け入れる土地柄・人柄」であるらしい。いろいろ考えることで、いまわくわくの気持ちが止まらない。
いざ、隠岐へ!
(はんなり)
2019-07-24
わわわの日記
入社してから3か月経ち、自分の仕事にも慣れてきました!1週間が毎週あっという間に過ぎていくので驚きです。
もう休日だ!と思ったらあっという間に休日が終わってしまって心が虚無になります。2019年、あと半年もないんですね…早いです。
職員のみなさんいつも優しくてこんな自分に話しかけてくださって感謝感謝の日々です。ありがとうございます…。リアクション薄かったりしますがとても喜んでいます!
最近、パスタのソースを割と簡単に作れることを知り、いろいろ挑戦してみています。
前にカフェで食べたレモンクリームパスタがすごくおいしかったことをこの前ふと思い出したのでレシピを調べてみると材料さえそろえば自分でも作れそうでした。今度の休日に作りたい!と思い、さっそく買い出しをしてきました。おいしく作れると良いなと思います…!
(わわわ)
2019-07-25
話し上手とは
キャリアコンサルタントの勉強をしたのは15年前のこと。
そこで、いかにひとの話をちゃんと聴いてないか思い知らされた。
以来、傾聴を基本として聴くことを心がけてきたし、傾聴の大切さを伝動してきたつもりだ。
一方、話すほうはどうか。
上手な話し方の定義はあいまいだし、話術のスキルを高める機会もなかった。
さらに最近は、加齢による前頭葉の幼児化も悪い方に影響しているようで、こちらが伝えたい内容を一方的に発信したがる自分がいる。
そのため話は長くなりがちだし、相手の発言のタイミングを潰しがちとなる。
相手からは「その話はもういいよ」というサインが見え隠れし、あわてて寡黙になったりする。
気持ち良く話ができているつもりでも、相手が上手に傾聴してくれているだけかもしれないと肝に銘じて、出しゃばらず相手を引き出す会話を楽しみたい。
(蝮)
2019-07-26
改めて・・・
産業体験事業の受入先農家Kさんと久方ぶりにお話を伺う機会がもてた。前回は、2年前くらいだと記憶しているので、こちらとしてはかなり時間がたったという感覚はなかった。でも、当時と比べると営農する上での環境は大きく変化していることに気付かされた。
この前は、雇用就農の他、体験後の自立経営も応援するといっておられたが、現在では雇用は大歓迎だけれど、自立就農の支援は難しい状況だと。
島根県だけでなく他の県でも同様の経営類型で参入する新規の農業者が増えていて、販路の新規開拓が難しくなってきているということ。競争が激化する中で、ガソリン代・賃金など輸送コストが高騰しているけれど、消費者に価格転嫁しにくい状況にあり、利潤が出づらくなっていること。この他にも複数の要因が重なりあって、自立就農の道を険しくしているらしい。
産直市やスーパーに行き野菜を手にする機会があるが、豊凶の価格変動は別として店頭ではこうした変化・農家さんの水面下での苦労を感じ取ることができなかった。
また、ご自身の師匠が構築された画期的な生産体系も25年が経過する中で、時代の情勢に応じて手を加えるところが出ているらしい。若い仲間と話し合っており、システムの見直や雇用者の労働環境も変えていきたいと頼もしいお話もうかがえた。
ありがとう!K君。改めて、「現場主義」。もっと、現場に足を運ぶ機会を作らねば。
(青蛙)
2019-07-31
敗軍の将の決断
高校野球の時期になりました。
今年の島根県大会では、優勝候補と言われていたチームが次々に姿を消していったようです。高校野球では、一球のミスから大逆転劇が起きたり、弱小チームが勢いに乗って勝ち上がったりと何が起きるかわからない分、ハラハラ、ドキドキさせられ、応援にも力が入ります。決勝戦では逆転につぐ逆転で石見智翠館高校が甲子園への切符を獲得しました。
私の母校は、数年前には番狂わせで甲子園に出場。今年も下馬評では低かったものの準決勝にまで進みました。最後まで全力で戦った選手や監督には敬意を表したいと思います。
同じ高校野球で、最近話題になったのが岩手県大会の決勝戦。佐々木投手を出場させなかった大船渡高校の国保監督の決断に注目が集まりました。結果的に大敗を喫し、選手たちや監督にとって最後の夏が終わることとなりました。このことで賛否両論が繰り広げられたようですが、賛否は別として、私はある一点に着目し、この決断はすごいことだと思っています。
それは、この決断が(どこかのお笑い会社の代表と違って)自身の身や利益を守ろうとしたのではなく、自分以外の者を守ろうとしたものであることです。自身への批判といったリスクなども充分に承知した上で、しかも、準々決勝でも佐々木投手を先発させなかったとのことですから、その時からブレずに今回も決断したのだろうと思っています。
さて、話は高校野球から離れますが、以前、耳にした別の将の話です。とある職場で職員による不祥事が発生し、記者会見が開かれることになりました。聞くところによると不祥事は1度や2度ではなかったようですが、そこの大将は職員に委縮してほしくない気持ちから、記者に対して「私は綱紀粛正などしない!」と言い切ったとか。これも自身のリスクを覚悟の上で部下を守ろうとした決断だと思います。
例え自身が知らない分野であっても、誰かから非難されることがあったとしても、何が決断する上で重要なポイントかを探り、自分の良心と信念に基づいてブレずに、そして迅速に決断しなければなりませんし、その結果に対する責任は負わなければなりません。
将ではない私も、職責上、決断を求められることが多々ありますが、思う以上にこれは困難な作業で、なかなか上手にできません。
今日も自問自答しながら頑張りたいと思います。
(和)