株式会社大隆設計の求人情報

見えないところで地域を守り、強く支える仕事。
しまねの未来を創るのは、あなたかもしれない。

建設コンサルタント業(島根県 出雲市)

自然災害は私たち住民にとっての脅威です。ここ島根県でも、平成30年7月豪雨、平成25年の梅雨前線豪雨など、大規模な水害や土砂災害が発生しています。

そんな島根県で、特に河川設計に強い建設コンサルタントとして、社会資本整備で力を発揮しているのが株式会社大隆設計です。河川部門の技術士資格(建設部門-河川・砂防及び海岸・海洋)を持つ技術者が5名も在籍しているのは島根県下で最多。さらに道路設計・地質・環境など幅広い分野の技術者を擁するプロフェッショナル集団でもあり、平成30年度に完了した業務だけでも10の表彰を授与されています。

まず最初に、この道一筋でキャリアを重ね、長年技術部部長を務める大国明義さんにお話を伺いました。

Q.御社の事業内容を教えてください。

建設コンサルタントの仕事は、主に社会資本整備です。河川、橋梁、道路、法面(のりめん)などの公共インフラを整備することが仕事内容になります。計画、設計、施工の一連の流れの中で主に設計部分を担っています。

社会資本を設計するということは、我々の生活基盤の安心・安全を守ることにつながります。普段の生活ではあまり意識することがありませんが、大雨が降っても川が氾濫しないのは、河川周辺が整備されているから。地震が起きても山が崩れて道路を塞ぐことがないのは、道路法面が整備されているから。見えないところで地域住民の暮らしを守り、支える仕事。それが建設コンサルタントの果たす役割です。

主な取引先は、国土交通省や、県の土木部などです。ですから手掛ける仕事のほとんどが公共事業ですね。弊社は設計業務の中でも特に河川部門に強みを持っています。

地方の建設コンサルタントには、それぞれ何かしら特色や強みがあります。測量に強い会社、地質調査に強い会社などありますが、大隆設計の場合、河川設計の分野では圧倒的に高い技術力を誇るとのこと。実際、今回の取材で事務所を訪問した際、応接室や会議室の壁面には数多くの知事表彰などの表彰状が飾られていました。

弊社が河川設計に強い、とは言っても、河川しかやらない、という意味ではありません。道路設計、橋梁設計、維持管理などの仕事もこれまで多く手掛けてきていますし、むしろ今後はそういった部門にもより力を入れていきたいと思っています。中でも特に強化したいのは「防災」に関わる仕事です。

大国さんによると、これまで国全体の予算の付き方の傾向として、どうしても災害が起こった後の「復旧」にかける予算の割合が多くなってしまい、未来に起こりうる災害を未然に防ぐための「防災」に割かれる予算が少なかった、とのこと。自然災害は事前に予測したりコントロールしたりすることが極めて難しいため、この傾向は致し方ないですが、近年では大規模災害による防災意識の高まりから、災害予防のための予算も付くようになりつつあるとか。

Q.防災のための仕事には、どのようなものがありますか?

例えば、洪水や土砂災害のハザードマップの整備であったり、主に情報系のシステムと連携した仕事が多いですかね。弊社は子会社であるIT企業(株式会社イーグリッド)と連携した、専門的なシステム開発も可能ですので、そういった点では他社とも差別化が図れるかなと思います。防災という観点での地域住民に対する情報提供はこれからも強化していきたいですね。

土木設計のスペシャリストとITのスペシャリストが共同でシステムを開発し、地域の防災に役立てていく。建設業全般におけるICT活用の必要性が叫ばれているこれからの社会では、こういった仕事の重要度もますます高まるでしょう。その点でも、ITの子会社と常に連携が図れる体制は、大隆設計の強みのひとつと言えます。

ここで、大国さんのこれまでの歩みについても伺ってみましょう。

Q.入社のきっかけは?

私は約30年前に、岡山に本社を構える同業他社から転職という形で入社しました。小村会長とご縁があり、ぜひうちで働かないかと声をかけてもらったのがきっかけですね。家庭の事情もあって、地元である出雲市で暮らしたい想いもあったので、島根に根を張っているこの会社に入社を決めました。

大国さんの入社時は、全社員が10名ほどであったとか。現在は40名以上の従業員を抱えています。設計技術者を中心に、測量技術者、環境技術者、営業などで構成されています。

Q.現在御社が抱えている課題は?

弊社では優秀な技術者が多数活躍してくれていますが、年々技術者の高齢化が進んでいます。現状、技術職においては40代以上の割合が7割。20代・30代の技術者が不足しており、それが課題のひとつです。これには色々な理由があって、弊社だけの問題でもないのですが、建設コンサルタントのマイナスイメージが定着してしまっていることもあるかもしれないですね。最近はかなり労働環境も改善されてきているのですが。

大国さん世代の技術者が第一線で活躍しておられた時代は、当時の時代背景もあり、年度末など工期が差し迫る時期になると、夜遅くまで働いたり、休日も出勤したり、ということが珍しくなかったそう。その時のイメージが定着してしまい、建設コンサルタント=専門性が高くて激務、と思われている人が今でも多いとか。

実際今はそんなことないんですよ。ここ数年、働き方改革とか叫ばれているのもありますけど、公共事業の予算の付き方が変わってきたこともあって、年度末になると夜も昼もない、休日もない、みたいな昔のような働き方は今はしていません。平均残業時間も、その年にもよりますが、ここのところ月20時間前後くらいに収まっていますかね。きちんとその日の仕事を終えて、定時に帰る人も増えています。

これは建設コンサルタント業界以外にも言えることですが、近年仕事のやりがいよりも、年間休日数の多さや残業時間の少なさだけを重視して仕事選びをする若者が多い傾向にあります。その際、実態を知らずして先入観だけで業界や会社を見てしまうと、建設コンサルタントの本当に魅力に気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。

私なんかは、今でも設計すること自体が好きなんですよね。設計技術者の醍醐味は、やはり自分が設計したものが形になることの楽しさ、じゃないかな。そしてそれが地域で暮らす人の安全とか安心とか暮らしやすさにつながる喜びが味わえること。その喜びをもっと多くの若い方に知って欲しいという想いはありますね。

災害の現場って、本当に凄惨でね。土砂災害の後とか、そこら中が土砂にまみれて、大きな石や倒れた木がゴロゴロ転がっていて。住民の方も生活どころじゃないですよね。そういう現場を目の当たりにして、早く復旧するにはどうしたらよいか懸命に考えながら設計して、設計業務を納品して。後日工事が終わった現場を見に行くと、自分が設計した通りに工事が行われて、嘘みたいに綺麗に整備されているんですよ。そういうのを見るとね、ああ、自分がこの仕事に関われて良かったなと、心から思えます。

大国さんが建設コンサルタントの設計技術者という仕事に誇りを持っておられること、そして同じように誇りを持ってこの仕事に従事する後継者を育てたいという想いを持っておられることが、ひしひしと伝わってきます。

続いて、大隆設計の今を支える設計技術者のお二人にもお話を伺いました。
技術部設計1課課長の中尾誉さんと、技術部設計2課課長の福島隆志さんは、二人とも地元出雲市出身の設計技術者です。

中尾さんは、高等専門学校の土木工学科を卒業後、一時大阪で就職されますが、その後Uターンして大隆設計に入社。福島さんは、学生時代を岡山の大学の理学部で過ごし、新卒入社という形で大隆設計に入社されました。

Q.入社のきっかけは?

知人の紹介で大隆設計の存在を知ったのですが、初めて会社を見学したとき、駐車場に大きな川の模型があって、実際に水を流して、改修後の水の流れを実験されていて、それを見て「これは楽しそう」と興味が湧いたのが入社のきっかけです。

福島さんのように新卒で入社した場合、当然ながら設計の実務経験はありません。もし大学などである程度土木設計を学んだことがあったとしても、一人前になるまでとなるとかなりの経験を積む必要があるとか。

Q.どうやってスキルを磨いてこられましたか?

とにかく図面をたくさん描いて覚えていきました。分からないところは経験豊富な先輩の指導を仰ぎながら、少しずつ経験を積んできた感じです。失敗もたくさんしましたよ。我々は設計するところまでが仕事なわけですけど、いざ工事が始まり、土を掘ったときに斜面が崩れてしまった、とか。

福島さんいわく、この仕事は自然が相手であり、設計どおりにいかないことが多いとのこと。現場のあらゆる状況や変化を予測しながら設計するには、相当な技術力と経験が必要になるそうです。

Q.現在どのようなお仕事をされていますか?

橋梁の設計や、河川の護岸設計が多いですかね。橋梁に関しては、新設のための設計も、修繕のための設計も両方あります。

中尾さんによると、近年では修繕のための設計が増えているとか。国の政策として国土強靭化が推進されていることもあり、今あるものに手を加えて、安全性を強化しながらできるだけ長持ちさせる、という仕事が多くなっているそうです。

聞けば聞くほど、かなり専門性が高い仕事、という印象が強くなりますが、この仕事に向いているのはどんな人でしょうか。

業務の中で常に計算するという行為がついてまわりますので、もちろん基本はソフトを使うんですが、数字に強いことは必要でしょうね。そういう意味では理系の方が向いていますし、弊社の技術者はほとんど理系出身者ですね。

あとは、平面で描いたものを頭の中で立体的に想像しながら設計する力、も必要になってきます。私も最初それが苦手でした。経験を積めばできるようになってきますが、空間認識能力が高い人の方が習得も早いと思います。

それと、設計だけできればいいわけではない、っていう部分もあって。技術者はお客様に対して分かりやすく説明したり、お客様の要望を正しく把握することも求められます。要するにコミュニケーション力ですよね。そういう意味では、人と話すのが苦手な人よりは、しゃべるのが好きなタイプの人間の方がいい場面も多いです。

理系出身、数字に強い、空間認識力が高い。さらにコミュニケーション力が高いと尚良し。条件を並べるとややハードルが高いように感じる方もおられるかもしれませんが、逆にこの条件に当てはまる人であれば、未経験でも建設コンサルタントで設計技術者として活躍できるチャンスがあるということです。

Q.労働条件や待遇面はいかがでしょうか?

最近社内で働き方改革も進めていまして、昔のような残業の多さはほとんどなくなりました。これは単に仕事を減らしたとかそういうことではなく、設計技術者自体が全国的に不足しているために、我々技術者の価値が向上している、ということもあるんですよ。実際、契約の際の技術者単価も以前より30%くらい上がっています。

なるほど、設計技術者自体の市場価値はますます上昇しているのですね。これは、今後設計技術者を目指していきたい方にとっては朗報ではないでしょうか。また、数年前まで95日だった年間休日が114日まで増加したとのこと(2019年度実績)。年々働きやすい職場の整備が進んでいます。

残業は明らかに減って、働きやすくなった実感がありますが、会社の収益は減っていないと思いますよ。実際、ここ数年連続で決算賞与をいただいています。

決算賞与とは、通常年2回支給される賞与とは別に、さらにもう1回特別に支給される賞与のこと。良い業績を納め、利益がしっかり出せた会社でしか行われないことです。他にも福利厚生として、各種資格手当や、数年に1度は海外への社員旅行もあるとか。

Q.休日はどのように過ごされていますか?

私は昔部活でラグビーをやっていたので、最近は録画したラグビーの試合を観るのが楽しみです。昨年のラグビーフィーバーは私にとっても嬉しい出来事でした。東京スタジアムまで試合観にいきましたよ。

私は趣味のゴルフを楽しんでいます。また、高校時代バレー部だったこともあり、子どもたちにバレーを教えたりもしています。身体を動かすのが好きなので、あまり家でじっとしていることはないですね。
あとは、妻が広島好きなので、妻の買い物に付き合わされています。

お二人ともなかなかのスポーツマンで、アクティブな休日をお過ごしのようです。会社ではひたすらパソコンに向かって図面を描いている時間が多いこともあり、休日は思い切り身体を動かした方がリフレッシュできるのでしょうね。

昔は社内に「部活動」みたいなものがあって、結構いろいろ活動してたんですけどね。みんなで野球やテニスをしたり、スキーに行ったり。そのうちみんな結婚して自由に出かけにくくなったりして、自然消滅しました。あ、でもゴルフだけは、社内にゴルフ好きが何人かいるので、誘い合ってやってますね。社長もゴルフがお好きなので。

もうすぐ、社内ゴルフ部が誕生しそうですね。

Q.最後に、これから入社を検討される方にメッセージを。

私たちの仕事は専門性が高く、豊富な経験と知識が必要ですので、入社後も学び続けることが必要です。でもこの仕事は、自分が社会に貢献していると実感できる仕事でもあります。自分が設計に携わった物件で、実際に工事が完了した状況を現場で見ていた時、地元の方に「これで安心して暮らせます」っていう言葉をいただいた時はとてもうれしかったですし、社会に貢献している仕事だと実感出来た瞬間でした。非常にやりがいがあり、大きな達成感が味わえる仕事ですので、ぜひチャレンジしていただきたいと思います。

私たちが若手だったころに比べると、本当に働きやすい職場に変わってきました。残業が減って、休みも取りやすくなりましたしね。これからやはり、若い世代の設計技術者を育成していきたいので、働きやすい会社への改革は引き続き進めていきたいと思っています。自分の設計を基に工事が進んで、「前より便利になった」「環境が良くなった」と住民の方に喜んでもらえる瞬間は、やはり何物にも代えがたい喜びがあります。ぜひ一緒にその感動を味わいましょう。

大隆設計では今、共に地域の安全を支える新しい仲間を募集中です。経験者はもちろん歓迎ですが、設計業務未経験で中途入社される方であっても、先述のような「理系出身、数字に強い、空間認識力高い」に当てはまる方であれば、積極的な応募を歓迎するとのこと。

お話を伺った二人の課長さんも、入社時は未経験者でした。そして日本の社会では今、建設コンサルタントで河川や道路、橋梁などの設計ができる技術者が不足しているため、その価値がより高まっています。どうせ未経験の業種にチャレンジするなら、地域に大きく貢献でき、その高い専門性によって、今後社会的地位がますます向上しそうな仕事に挑戦してみる、というのもひとつの選択肢です。

見えないところで地域の方々の生命や財産を守り、より良い地域環境を創っていくプロフェッショナルな仕事。島根の明るい未来を創る価値ある事業に、あなたも参加しませんか?

(2020年2月取材)

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