大畑建設株式会社の求人情報

“ものづくり”は“ひとづくり”から。社員の幸せを願う会社で社会に貢献するビッグプロジェクトを手掛けませんか?

建設業(島根県 益田市)

社屋

島根県益田市に流れる益田川沿いに、島根県西部を中心とする山陰地方の地域社会の発展と安心・安全な街づくりに貢献している大畑建設株式会社(以下、大畑建設)の本社があります。社員を大切にする会社として数々の優良企業に認定・表彰を受けている大畑建設とはどのような会社なのでしょうか。経営管理部部長の向井俊治さんにお話を伺いました。

Q.御社の事業内容に関して教えてください。

向井さん

弊社は土木・建築工事を幅広く手掛けておりまして、土木部門では道路工事から橋脚工事、港湾工事など、建築部門では旅館や社会福祉施設といった公共施設から個人の一般住宅の建築工事まで請け負っています。その他にも造園部門、交通事業部門があります。

特に弊社は土木部門が一番大きくて、現在も三隅・益田道路の橋脚を作ったり、法面(のりめん)工事を施工したりしています。また、建設業ではあるのですが、建設業以外にも公園の指定管理や、道路を作る前に埋蔵文化財の調査をする発掘業務などもやっています。

向井さん

創業は1953年。日本一の清流と評される高津川の砂利を採取する事業を皮切りに、建設業へと参入した大畑建設。島根県で初めてブルドーザーなどの重機を導入したり、県内でいち早く建設業でコンピューターを導入するなど、常に新しいものを取り入れて、地域社会の発展に貢献し続けています。そんな大畑建設を支える“人”についてお伺いしました。

Q.御社の従業員の人数や構成を教えてください。

向井さん

弊社の社員数は160名でそのうち19名が女性です。建設業界は業務内容からして、どうしても男性の比率が高くなってしまうのですが、弊社はしまね女性の活躍応援企業にも登録されていて、女性も積極採用しています。ここ数年では技術職で入社した女性社員が7名ほどいます。

近年、「手に職をつけたい」と専門的な知識や技術が求められる仕事に就く女性が増えていて、「ドボジョ」と呼ばれる土木系女子が増えていると聞きます。大畑建設の技術職として働く7名の女性社員も、土木部門や建築部門の設計や施工管理、技術系の営業として活躍しているとのこと。

ドボジョ
向井さん

弊社のホームページに、「大畑建設で働く女性社員による女子会」というコンテンツを掲載したところ、結構な反響がありましてね。女性応募者も増えたんですよ。好評につき、第2弾も企画中です。

Q.専門的な知識が必要な仕事ですが、未経験でも入社できますか?

向井さん

以前は高校や大学などでの専攻を重視した採用しか行っていなかったのですが、建設業界の人手不足が深刻化して、今は文系・理系や出身学部などに関係なく採用しています。2020年は大卒は3名ほど採用したのですが、全員文系出身者でした。ここのところ、専門分野ではない方の入社の方が多いですね。

Q.専門分野の出身者とそうでない方の差はありますか?

向井さん

資格取得の面では、専門学部を出ていないと受験資格の点で多少不利、というのはあります。受験資格を得るための実務経験が必要になりますし、一から勉強をしなくてはならないわけですから。ただ、未経験でも勉強すれば資格を取ることは可能ですし、専門的な知識以外に、コミュニケーション力なども求められる仕事ですので、出身学部だけで大きな差が付くことはありません。

スタート時点での知識面の差も少しはあるかもしれませんが、そこは自分の得意な部分でカバーをすれば問題ないと思います。実際、コミュニケーション力が高い人はやはり成長が早いと感じます。建設現場はチーム仕事ですので、分からないことはすぐに周りに聞くとか、そういうことがちゃんとできる人の方が向いている仕事かもしれません。

最初は必ずしも専門知識がなくてもよいとしても、業務を行っていくうえで、専門的な知識や技術が必要になることは確かです。大畑建設ではどのような研修制度があるのでしょうか。

向井さん

建設会社として安定的に工事を受注するためには、やはり有資格者を増やしていくことが必要ですので、資格取得についてはしっかりとバックアップします。初回に限りますが、資格試験の受験料や交通費を会社が負担したり、先輩社員が講師となって勉強会を開いたり、各種セミナーなどへの参加も推奨しています。

各種セミナー

未経験からでもプロが育つように、研修制度を整えて人材育成に取り組む大畑建設。企業理念として「社会貢献をする」と「社員を大切にする」の2本柱を掲げています。「ものづくり」はまず「ひとづくり」から始まる、という考えのもと、社員一人ひとりの技術力の向上、精神面での成長を会社ぐるみで支えていく社風があります。さらに社員の幸せを第一に考え、福利厚生制度も充実しています。

Q.御社の福利厚生について教えてください。

向井さん

年間休日125日とは別に、有給休暇や特別休暇を付与して、休暇を多く取れるような制度を導入しています。法律に合わせて入社6カ月後から有給休暇を付与する企業が一般的な中、弊社では新入社員にも入社2週間後に有給休暇を付与して、入社後すぐのゴールデンウィークには大型連休が取れるようにしています。有給休暇取得率は、全国平均の約51%と比べると、男性社員が約66%、女性社員が約76%とかなり高いです。

平成30年度に厚生労働省が発表している建設業の平均年間休日総数が104日、平均有給休暇取得率が38.5%と比較すると、大畑建設の休暇制度がかなりの高水準であるということは一目瞭然。特に建設業界で土日が完全週休二日制という会社は珍しく、向井さんが入社される20年以上も前から完全週休二日制だったとか。

向井さん

休暇制度のほかにも、2年に1回社員旅行も行っておりますし、社員の健康増進と交流を目的とした社内部活動も盛んです。野球部、サッカー部、自転車部など7つの部活があって、社員同士、仕事以外でも一緒に汗を流しています。

社員旅行

充実の福利厚生制度や研修制度、そして社員同士のコミュニケーションの場を多く創出することで「ひとづくり」に取り組んだ結果、大畑建設の離職率は1.1%という驚異的な数字になったのだとか。

これだけ社員を大切にする会社として社員に愛されている大畑建設ですが、人口減少による人手不足で、新たな人材を確保することが喫緊の課題だといいます。

Q.どのような方に入社してほしいですか?

向井さん

先ほども申しましたが、専門学部を出ている必要はなくて未経験でも問題ないので、誠実な方に来ていただきたいです。年齢も特に気にしませんが、未経験だと資格を取るのにどうしても実務経験の日数が必要になるので、少しでも早くこの業界にチャレンジしていただきたいですね。

向井さん

向井さんは益田市出身で、東京・大阪・名古屋で5年システム関係の仕事をされ、1997年に大畑建設に入社されたUターン経験者。長年都会で暮らしていたからこそ実感する、島根の良さがあるそうです。

Q.島根に帰って来て良かったと思うことを教えてください。

向井さん

何より良かったのは、時間を有効に使えるようになったことですね。都会の通勤時間は本当に無駄でした。特に東京で働いていた時は、往復2時間かけて通勤していたのですが、満員電車にもまれているだけで何もできません。島根に帰ってからは、通勤時間が車で往復10分くらいなので、有効に使える時間がかなり増えました。この2時間があるかないかで、生活がガラッと変わりましたよ。

Q.どのように変わりましたか?

向井さん

私はロードバイクにバレーボール、ゴルフをするのが趣味で、テレビゲームも好きなので、これを色々やろうと思うと、時間がなくてはできません。今は通勤時間も短くなって、会社の休みもたくさんあるので、時間を有効に使って趣味を楽しんでいます。

インドアからアウトドアまで幅広い趣味をお持ちの向井さんですが、ロードバイクに関しては、大畑社長に誘われて社内の自転車部に入部したのがきっかけだったとか。

向井さん

益田市が東京オリンピックパラリンピックでアイルランド自転車競技団の受け入れが決まったということで、益田市でサイクリングイベントや自転車競技大会などを開くようになって、にわかに自転車が盛り上がってきたんです。

私は元々、エンジンのあるバイクに乗るのが好きだったんですが、社長がロードバイク好きで『一緒に自転車をやらないか?』と誘われて、始めてみたらすぐにハマって(笑)。それからは、『益田I・NA・KAライド』にも参加してますよ。

「益田I・NA・KAライド」とは、毎年益田市で開催されているサイクリングイベントで、100km以上の走行コース中に信号が全くなく、ノンストップで走れるという抜群の走行環境と、現役の萩石見空港の滑走路を走れるという点で人気を呼んでいます。このサイクリングイベントに、大畑建設自転車部の部員として参加しているのだとか。

ロードバイクに乗る向井さん

益田へのUターンにより、都会の生活では味わうことのできなかった豊かで充実した日々を手に入れられた向井さんの表情は活気にあふれていました。

続いて、益田市出身で福岡からUターンで大畑建設に入社されて5年目、土木部の寺戸一平さんにお話を伺いました。

Q.福岡から益田に帰って来られたきっかけを教えてください。

寺戸さん

私は大学で福岡に行って、そのまま福岡で飲食関係の仕事をしていました。25歳の時には、お店を任せたいというお話をいただけるまでになっていたのですが、自分がこのまま独立したとしても、厳しい飲食業界で生き残り続けるのは難しいと感じていました。

寺戸さん
寺戸さん

自分の将来について悩んでいる時に、たまたま父から、「益田に戻って来ないか?」という電話があったんです。父が大畑建設のグループ会社で働いていたということもあって、この会社を勧められて。ちょうど将来に不安を感じていた時期だったので、建設業界は全く未知の世界でしたが、話を聞いて面白そうだと思って、益田に戻る決心をしました。

Q.大畑建設のどのような点に魅力を感じましたか?

寺戸さん

公共施設や福祉施設の建設といった、地域に貢献できる大きな仕事に携わることができるというのは大きな魅力でした。元々建築物を観に行くことが好きだったので、建設業界にも興味はありましたし。

建築物を観に行くことが好きだったという寺戸さんですが、大学では法律を学び、高校でも文系を選択していたということで、全く建設業界に関する知識のないところからのスタートでした。

Q.未経験からどのようにして仕事を覚えていかれたのですか?

寺戸さん

最初のひと月は計算や測量の勉強をして、その後は現場に配属されて周りがどのように仕事をしているのかをひたすら見て覚えました。全くの畑違いで土木の“ど”の字も知らない状態からのスタートでしたから、上司や先輩、時には協力会社さんにまでわからないことを聞きまくっていました(笑)。聞くと皆さん丁寧に教えてくださいましたし、結果としてそれがコミュニケーションにもつながったのではないかと思います。

元々、人と接することが好きだから飲食業界で働いていた、という寺戸さん。その時に身につけたコミュニケーション力は、転職後でも大きく活かせたとのこと。今は工事現場のスケジュール管理や協力会社との打ち合わせ、造っているものの状態を写真に撮って問題ないかを確認するなどの仕事をメインに、実務経験を積んでいます。そして、国家資格である2級土木施工管理技士の受験に必要な4年半の実務経験を経て、この春に見事、取得されました。

仕事風景

Q.国家資格を取得するために会社のサポートはありましたか?

寺戸さん

はい、ありました。月に2回くらい、上司や先輩が就業時間後に残ってくれて、試験の傾向と対策を教える勉強会を開いてくれました。参考書や試験の過去問なども共有してくれて、本当に有難かったです。

2級土木施工管理技士の次は1級土木施工管理技士の資格取得を目指すという寺戸さん。

Q.今後の目標を教えてください。

寺戸さん

今の目標は、1級土木施工管理技士の資格が必要な監理技術者になって、大きな規模の公共事業の現場を自分自身でまわせるようになることですね。

新たな目標に向かって前進している寺戸さん。寺戸さんがこのように前向きに楽しく仕事と向き合える大畑建設の社風とはどのようなものなのでしょうか。

寺戸さん

会社ありきの従業員ではなく、従業員ありきの会社という感じで、会社が社員を大切にしてくれていると感じますね。役員の方々は現場の状況を常に気をかけてくれて声をかけてくれますし、週に何回かは現場にも来てくれますしね。

福利厚生もしっかりしていて、社員旅行や慰労会もありますし、休日や休暇もたくさんあるので、いろいろなところで社員が働きやすいように気遣ってくれているのだと感じます。

Q.オフの日の過ごし方を教えてください。

寺戸さん

社内の部活で野球部に入っているので野球をしたり、部活がない時は、社外のソフトボールチームにも入っているのでソフトボールをやっています。そのほかにも、釣りに行ったりドライブに行ったりしてますね。

海水浴

大畑建設に転職して、オンもオフも充実した生活を手に入れられた寺戸さん。ズバリ、島根に帰ってきて良かったと感じられているのか聞いてみました。

寺戸さん

島根に帰って来て、本当に良かったと思います。仕事もやりがいがあって楽しいですし、福岡ではひとり暮らしだったので、家族と一緒に暮らせるありがたみも感じます。やっぱり、住み慣れた地元で暮らすのが一番ですね。

福岡に出て初めて気づきましたが、島根は空気と水がとてもきれいです。福岡に住み始めたころは、空気が良くなかったのか咳が止まらなかったですし、水道水も福岡ではおいしくなくて飲めませんでした。あと、都会はゴミゴミしていて時間が経つのが早かったですが、島根は時間の流れがゆるやかで落ち着きますね。

一度県外で住んだからこそわかる、島根の良さを再認識された寺戸さん。

最後に、大畑建設で働いてみたいと思われている方にメッセージをいただきました。

寺戸さん

ものづくりが好きな方や、新しいことをやりたい方には、とてもやりがいのある仕事だと思います。自分が造ったものが何十年、何百年と残るわけですから。すでに土木の道を目指したり、進まれたりしている方は、比較的インフラが整備されている都会より、これからインフラが整備される益田の方がやりがいもあって、地域への貢献度も大きいと思います。

もし、私のように建設業界が全くの未経験だったり、文系の出身だったとしても、この仕事が面白そうだなぁと思われるのであれば、入社をしてから覚えても間に合います。主に公共事業に携わるので、景気に左右されることもなく安定した業界です。個人的には、好奇心旺盛で話し好きな方とぜひ一緒に仕事がしたいですね(笑)。

お話を伺って感じたのは、大畑建設のワークライフバランスの良さが会社を活性化させ、それが地域を活性化させるものづくりにつながっているということ。“ものづくり”は“ひとづくり”から、すべては“人”から始まっているのだということを改めて実感しました。

これからの日本の未来づくりを、大畑建設の仲間と共に描いてみませんか。

(2021年1月取材)

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