にしだ  ようこ

西田 洋子さん

  • 年齢

    34歳

  • 移住前

    広島県

  • 現住所

    浜田市

  • 家族構成

    夫、子ども(3人)

  • 趣味

    書道

  • 仕事

    製紙業(自営)

西田 洋子さん
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産業体験中の暮らし

業  種

製紙業(受入先:石州和紙協同組合/浜田市)

住まい

町営アパート

期  間

2001年4月~2002年3月

生活拠点

浜田市

地域活動

自治会に入っていないアパートだったので祭りくらいにしか参加していなかったが、町内のスーパーでアルバイトをしていたので、地域の人と自然と顔見知りになった。

産業体験のきっかけは?

伝統工芸の本を読んだり、広島で開催された島根の物産展に行ったりして石州和紙の製造に興味を持ちました。産業体験は、石州和紙工房で働くことを考えて情報収集していたときに知りました。

体験中の困りごとは?

産業体験が終わった後も本当にこの仕事を続けられるのか、生活が成り立つのか心配でした。

学んだこと・役に立ったこと

老若男女を問わず、地域の方と仲良くなることで暮らしやすくなるということを学びました。

今だから言える○○

大学を卒業してすぐに産業体験をしたので、学生気分が抜けきっていませんでした。納期に合わせた段取りの意識や緊迫感が全くなかったので、仕事の流れをしっかりと理解して取り組むべきでした。

現在の暮らし

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煮た楮に付着した黒皮・ゴミを取り除く工程

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和紙の繊維を水中で分散させるために使うトロロアオイ

生活の様子

朝食のあと、子どもを学校や保育園へ送り出してから出勤して和紙を作ります。夕方は17時頃に仕事を切り上げて子どもを迎えに行きます。子どもの学校が休みの日は、仕事場を夫に任せて自分は子どもの相手をして過ごします。

生活のスケジュールグラフ

仕事に対する満足度

石州和紙づくりは紙漉きだけでなく、その前段階の準備もやらないといけないので想像以上に大変です。決してきれいな仕事ではないし、全ての工程が製品の仕上がりに影響するので準備段階から手を抜けないという緊張感はありますが、やり甲斐があります。

交流・コミュニケーション

夫が浜田出身なので、地域には自然と溶け込んでいくことができました。出産後は子どもの友達のお母さん達と仲良くなり、地域との交流はますます濃厚になっています。

将来の展望

今後も住み続けたい

子どもを育てるにはとても環境の良いところなので、今後も住み続けたいです。

たくさんの人に使ってもらえる和紙を作る

近年は紙の需要が減っているので、たくさんの人に使ってもらえるような紙を作りたいと考えています。将来的には子どもが家業を継いでくれると嬉しいです。

西田洋子さんの受け入れ先の方との写真
地域とのつながりを大切に

地域の方々とは実家(広島)よりずっと濃厚な付き合いがあり、「ここまでしてくれるなんて」と思うことがたくさんあります。地域の方々と仲良くなれば互いに助け合う関係が出来て住みやすくなると思います。

産業体験を成功させるポイント