定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

春。実家の田んぼや畑で、父や妹と一緒に農作業をする時間があります。
年老いていく父と、年季を重ねる実家の家屋の傍らで、今年もまた、雑草は勢いよく伸び盛り、亡き母が好きだった花々も鮮やかに咲き揃いました。
畑の土をはらうと、丸々とした玉ねぎの葉の間からてんとう虫が顔をのぞかせ、空を見上げると、名前を知らない鳥が悠々と横切っていきます。
人間の世で何が変わろうと、春はやってくるんだな、と今さらながら思います。
かつて集落があったと聞く実家の奥手は、現在うっそうとした山になっており、何十年、何百年先には、この田畑も家も、大きな自然の一部に返っていくのかもしれません。
何千年と春を繰り返してきた大きな自然を前にすると、人の一生なんて本当に一瞬。その一瞬のうちの何十分かの一の春を、何はともあれ元気で迎えられたことに、感謝する今日この頃です。
(でんでんむし)
松江で暮らしはじめて6年ほどが経ちました。
最近ふと、景色が結構変わったな…、と感じるのです。
住んでいるのは昔からの名残で通りが狭く、古い家が立ち並んでいるエリア。
私が引越してきた時にはすでに空き家で草木が生い茂っていた近所のお家は、気づけばきれいなアパートに。
強風の日にトタンが剥がれて飛んでいった大きな倉庫のような建物もある日とうとう取り壊しに。あっという間にアパートが出来上がりました。
越してきてすぐに口座を作った銀行の支店も、よく利用していた近所のスーパーも、今はもう更地になっています。
「この駐車場は、コンビニは、ここ数年でできたものだけど、もともと何があったんだっけ・・・?」
そう考えてみても、意外に思い出せないことの方が多いのです。
意識して記憶に残していないものは、簡単に記憶から消えていっていることにびっくり。
もう少し自分の住んでいるまちをしっかり見ていようかな、と思った今日この頃でした。
(大福)
田んぼで泥んこ遊びをしだし「たのしいーっ!!」とはしゃぐ息子を見て、
まあいいかとそのままにし、こちらはこちらで作業をしていました。
「みてみてー!」と言う度にすごいことになってきたなと思ってはいましたが、
最終的に満足そうに横たわって手を振る姿を見て、思わず笑ってしまいました。
もちろん全身くまなく泥まみれです。
うわぁどうお風呂場まで連れて行こう、とりあえず家までは自分で歩いておくれ、
何より洗濯だわ…(すすいでもすすいでもずっと泥水確定)なんて内心思いつつ、
例年、保育園の泥んこ遊びも大好きで全力で遊ぶ様子を先生から聞いており、
何度、下着や服をダメにしたことか、とそのことを思い出しました。
今年もそろそろ覚悟をしなければ…シーズン到来ですね。
作業は滞るし、シャワーに着替え、洗濯とその後はとても大変でしたが、
思いっきり楽しむ息子の姿に、なんかこれでいいんだろうな、と思いました。
楽しいと思えることを全力でして、好きなものを食べて、ぐっすりお昼寝をして、最高ですよね。
お気に入りの服ばっかり着るし、食べたいものは食事の前でも構わず食べる、
行きたいところには行きたいし、欲しいものは欲しい、イヤなことはイヤみたいな、
自分の欲求に正直に生きるって素敵だわ、きっと大人ももっとそうあっていいんだろうな、と思いました。
ちなみに息子が泥んこの最中、私は角植え(田植え機の入れない田んぼの角の手植え)をしていたのですが、
下の息子も成長し数年ぶりにできた作業に、あぁ田んぼもやっぱり楽しいなと私は私で楽しんでおりました。
どっと疲れは出ましたが、夜は息子たちと一緒に21時代に就寝し朝までぐっすり。
とてもいい週末でした。
(幸子)
先日、我が愛する子ども達を浜田市の寿司屋さんに連れて行った。
浜田で100年以上続く老舗のお寿司屋さん。
もちろん回らないお寿司であり、たとえば未就学児童は事前に連絡しておかないと入店をお断りするといったような、品格を重んじる、味自慢の名店である。
小学校5年生になる上の子と、3年生になる下の子に「本物」を経験して欲しく、
事前にそのお店にも伺い、お寿司をいただき、大将とも事前に相談し、満を持して子ども達を連れて行った。
親の期待では「わぁ~、本物の寿司職人ってこんな感じなんだー!」「お寿司美味しい~!」「やっぱ浜田は魚が最高だね!連れてきてくれてありがとう!」というものであった。
が、、、
当然、そんな親の勝手な理想の結果にはならず、
「え、なんでくら寿司じゃないの?」「回らないから面白くない」「注文してから出てくるのが遅い」「ガチャ(びっくらポン)が無い!」と不満をさんざん言い放ち、
ついには「早く帰りたい」とNGワードを連発する我が子達。。。
大将の耳に届かないように、他のお客さんのお邪魔にならないように、気が気じゃない私。
(ちゃんとしつけしておくべきだ、とか、子どもと相談してから行く場所を決めれば良かったんじゃないか、など色んな声が聞こえてきそうですが💦)
この場における最後の親の我がままだと思い、子どもたちに「どんちっちアジの握り(一貫400円)」を食べさせたい!と伝えると、しぶしぶ了承。
大将に目線を送り、あれを下さい、と合図して出してもらった「どんちっちアジの握り」。
それをしぶしぶ小さなくちに運んだ瞬間、目の色が変わる子ども達。
「え、うまい」「アジ、はじめて食べた(そんなハズはないw)」「ネタやばい」「アジ、一番好きかも!(調子よすぎるw)」と一転、浜田の名産を認める2人。
大将の腕前の成せる技でもあったと思いますが、どんちっちアジのパンチ力を確認できた出来事でした。
結局、その後は「でもやっぱりお寿司は回ってるところが良いなー」という、
きっと多分親のフトコロ事情をおもんぱかった(?)コメントがたくさん届き、お店を後にすることになりましたが。。。
まぁ良いんです。
親として島根の名産を、浜田の名産の本物を食べて、その体験を覚えておいてほしい、という願いはおそらく叶ったのかな、と思います。
無理やりだったかも知れないけど、こうやってでもちょっとずつ子ども達の「島根愛」や「ふるさと感」を育ててあげたいな、と思う連休の思い出でした。
お詫びもかねてまたあのお寿司屋さんに行かなきゃな~
(珈琲うどん)
「組体操したくない???」
友人から出た突発的な言葉・・・
その友人は滋賀出身で、友人が子どものころの滋賀の小学校では、組体操が必須であったとのこと。
え、?組体操?人生で一度もしたことないが!!!!!
と思いつつ、口から出た言葉は、
「すごくしたい」
大人6人で組体操は確実に変。異質ながらもわくわくがとまらない。
どんな組体操をするかみんなで画像見ながら考え、フォーメーションや動きを作り、、、
1時間くらい練習をしたのちに組体操を動画に残しました。
楽しい!子どものように思いっきりはしゃぐことが少なくなった今、大人になってからは到底しないことをすることは貴重で純粋に楽しかったです。
そして1年半が過ぎた今年の5月。県外に出てバラバラになったみんなが集まりました。体に染みついた組体操を江津市の浜辺で夕陽をバックにおこなう、なんとも異様な光景を生み出し、体が壊れるくらい笑う日をすごしました。
同じ温度感で子ども心を楽しんでくれる友人たちを大切にしたいなと思う日でした。
(チューリップ)