定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

松江で暮らしはじめて6年ほどが経ちました。
最近ふと、景色が結構変わったな…、と感じるのです。
住んでいるのは昔からの名残で通りが狭く、古い家が立ち並んでいるエリア。
私が引越してきた時にはすでに空き家で草木が生い茂っていた近所のお家は、気づけばきれいなアパートに。
強風の日にトタンが剥がれて飛んでいった大きな倉庫のような建物もある日とうとう取り壊しに。あっという間にアパートが出来上がりました。
越してきてすぐに口座を作った銀行の支店も、よく利用していた近所のスーパーも、今はもう更地になっています。
「この駐車場は、コンビニは、ここ数年でできたものだけど、もともと何があったんだっけ・・・?」
そう考えてみても、意外に思い出せないことの方が多いのです。
意識して記憶に残していないものは、簡単に記憶から消えていっていることにびっくり。
もう少し自分の住んでいるまちをしっかり見ていようかな、と思った今日この頃でした。
(大福)
田んぼで泥んこ遊びをしだし「たのしいーっ!!」とはしゃぐ息子を見て、
まあいいかとそのままにし、こちらはこちらで作業をしていました。
「みてみてー!」と言う度にすごいことになってきたなと思ってはいましたが、
最終的に満足そうに横たわって手を振る姿を見て、思わず笑ってしまいました。
もちろん全身くまなく泥まみれです。
うわぁどうお風呂場まで連れて行こう、とりあえず家までは自分で歩いておくれ、
何より洗濯だわ…(すすいでもすすいでもずっと泥水確定)なんて内心思いつつ、
例年、保育園の泥んこ遊びも大好きで全力で遊ぶ様子を先生から聞いており、
何度、下着や服をダメにしたことか、とそのことを思い出しました。
今年もそろそろ覚悟をしなければ…シーズン到来ですね。
作業は滞るし、シャワーに着替え、洗濯とその後はとても大変でしたが、
思いっきり楽しむ息子の姿に、なんかこれでいいんだろうな、と思いました。
楽しいと思えることを全力でして、好きなものを食べて、ぐっすりお昼寝をして、最高ですよね。
お気に入りの服ばっかり着るし、食べたいものは食事の前でも構わず食べる、
行きたいところには行きたいし、欲しいものは欲しい、イヤなことはイヤみたいな、
自分の欲求に正直に生きるって素敵だわ、きっと大人ももっとそうあっていいんだろうな、と思いました。
ちなみに息子が泥んこの最中、私は角植え(田植え機の入れない田んぼの角の手植え)をしていたのですが、
下の息子も成長し数年ぶりにできた作業に、あぁ田んぼもやっぱり楽しいなと私は私で楽しんでおりました。
どっと疲れは出ましたが、夜は息子たちと一緒に21時代に就寝し朝までぐっすり。
とてもいい週末でした。
(幸子)
先日、我が愛する子ども達を浜田市の寿司屋さんに連れて行った。
浜田で100年以上続く老舗のお寿司屋さん。
もちろん回らないお寿司であり、たとえば未就学児童は事前に連絡しておかないと入店をお断りするといったような、品格を重んじる、味自慢の名店である。
小学校5年生になる上の子と、3年生になる下の子に「本物」を経験して欲しく、
事前にそのお店にも伺い、お寿司をいただき、大将とも事前に相談し、満を持して子ども達を連れて行った。
親の期待では「わぁ~、本物の寿司職人ってこんな感じなんだー!」「お寿司美味しい~!」「やっぱ浜田は魚が最高だね!連れてきてくれてありがとう!」というものであった。
が、、、
当然、そんな親の勝手な理想の結果にはならず、
「え、なんでくら寿司じゃないの?」「回らないから面白くない」「注文してから出てくるのが遅い」「ガチャ(びっくらポン)が無い!」と不満をさんざん言い放ち、
ついには「早く帰りたい」とNGワードを連発する我が子達。。。
大将の耳に届かないように、他のお客さんのお邪魔にならないように、気が気じゃない私。
(ちゃんとしつけしておくべきだ、とか、子どもと相談してから行く場所を決めれば良かったんじゃないか、など色んな声が聞こえてきそうですが💦)
この場における最後の親の我がままだと思い、子どもたちに「どんちっちアジの握り(一貫400円)」を食べさせたい!と伝えると、しぶしぶ了承。
大将に目線を送り、あれを下さい、と合図して出してもらった「どんちっちアジの握り」。
それをしぶしぶ小さなくちに運んだ瞬間、目の色が変わる子ども達。
「え、うまい」「アジ、はじめて食べた(そんなハズはないw)」「ネタやばい」「アジ、一番好きかも!(調子よすぎるw)」と一転、浜田の名産を認める2人。
大将の腕前の成せる技でもあったと思いますが、どんちっちアジのパンチ力を確認できた出来事でした。
結局、その後は「でもやっぱりお寿司は回ってるところが良いなー」という、
きっと多分親のフトコロ事情をおもんぱかった(?)コメントがたくさん届き、お店を後にすることになりましたが。。。
まぁ良いんです。
親として島根の名産を、浜田の名産の本物を食べて、その体験を覚えておいてほしい、という願いはおそらく叶ったのかな、と思います。
無理やりだったかも知れないけど、こうやってでもちょっとずつ子ども達の「島根愛」や「ふるさと感」を育ててあげたいな、と思う連休の思い出でした。
お詫びもかねてまたあのお寿司屋さんに行かなきゃな~
(珈琲うどん)
「組体操したくない???」
友人から出た突発的な言葉・・・
その友人は滋賀出身で、友人が子どものころの滋賀の小学校では、組体操が必須であったとのこと。
え、?組体操?人生で一度もしたことないが!!!!!
と思いつつ、口から出た言葉は、
「すごくしたい」
大人6人で組体操は確実に変。異質ながらもわくわくがとまらない。
どんな組体操をするかみんなで画像見ながら考え、フォーメーションや動きを作り、、、
1時間くらい練習をしたのちに組体操を動画に残しました。
楽しい!子どものように思いっきりはしゃぐことが少なくなった今、大人になってからは到底しないことをすることは貴重で純粋に楽しかったです。
そして1年半が過ぎた今年の5月。県外に出てバラバラになったみんなが集まりました。体に染みついた組体操を江津市の浜辺で夕陽をバックにおこなう、なんとも異様な光景を生み出し、体が壊れるくらい笑う日をすごしました。
同じ温度感で子ども心を楽しんでくれる友人たちを大切にしたいなと思う日でした。
(チューリップ)
今日から5月。
今年度の事業内容や体制について、いよいよ地に足をつけて展開していく月だと感じている。
さて、人口動態のデータを見ていると、
全国の各地方ではUIターンに関する事業は一層広がりを見せているものの、
依然として20代を中心とした若年層の東京一極集中が加速しているのが現状だ。
原因については、様々分析されているが、
その一つに地方にいることによる機会損失・将来への不安というものがある。
私は定住財団で勤務していることもあり、なるべく多くの方に島根にUIターンして欲しいと思っている。
一方で、我が身で考えたとき、我が子がもし、地方にいると求める将来が叶えられない等の理由で
より都会への移住を訴えかけてきた場合、私はどういった選択をするのか迷うと思う。
色々な方とお話する中で感じるのだが、
多くの人は、地元に戻ってきてくれる若い人が増えることを望んでいるが、
一方で自分の子供の問題となると、子供の希望に沿いたいと思う方が多いように思う。
それは親としては至極自然な考えだと思う。
これは少子化によって子供一人の重みが増え、より尊重したいと思うようになったり、
自己実現重視の教育観になり、より「個」が尊重されるようになった影響もあろう。
しかし大切にしたい子供の希望ではあるが、子供自身が自分で選んでいるようで実のところは
「学校」や「学ぶ機会」「医療」「生活インフラ」等の将来性という環境面で選ばされているとも言えるのではなかろうか。
つまりは「都会にいる必要がない」「地元の方が生活が勝る」と感じる環境を作り、伝えることが肝心だと感じる。
例えば「地方にいるデメリットがない」環境を整え、その上で「生活コストの低さ」「可処分時間の多さ」「ちょうどいいコミュニティ(近すぎず遠すぎないちょうどいい近所づきあい等)による安心感」等と一緒にそれらが「可視化」できると良いと感じる。
そして、最も伝えるべきは県外に出た人や保護者以上に、今ここにいる子供本人であり、
伝えるためには、選んでもらえる環境が整っている必要がある。だからこそ急いで環境を整えねばと感じる。
環境を作る上で、ポジティブな要因として情報技術の発展がある。
リモートに強いIT・情報系の企業の働き口を増やしたり、教育がオンラインで都市部と同等な水準で享受できたり、
医療が遠隔で受けることができたり、また交通も自動運転の技術の発展など、
より「都会にいる必要がない」かつ「地方のメリットが大きい」と思える環境の構築は、情報技術の発展と共に進む可能性があると期待している。
最近の若い人、Z世代については、大手広告代理店調査では親との距離感が近く、
またリスクを下げたい(つまり親の近く)を選択しやすいというデータもある。
そして自然災害時のことを考えると、家族が近くにいて欲しいので、
親も子も自然災害の影響の少ない地で近くに住みたいと考える人もいることを考えると、
環境さえあれば、昔より地元を選択してくれる流れは作ることができると感じている。
そのためには情報技術だけでは解決できない問題、出産・小児医療や移動手段等、市町村ごとだけではない大きなくくりで対策していく必要もあり、引き続き島根一丸となって進めていく必要があると感じている。
また、すでに求める環境を地域が実現できているにもかかわらず、「可視化」されていない場合もあり得るので、情報発信もしっかりやっていく必要がある。
単なる財団の一スタッフの身分不相応な長文ひとりごとで、
何だか採用試験の論述試験の回答ような内容で大変恐縮なのだが、
島根の未来にそのように思いを馳せながら、今年度も目の前の自分の業務に励みたいと思う。
(つ)