「まち・ひと・しごと創世本部」に対応しよう

 テレビ局のディレクターが転勤になって挨拶にきてくれた。
本社に帰り、引き続き「地域ネタ」の報道に関わるという。
島根に在任中はずいぶんと定住財団の取り組みも取り上げてくれた。
感謝だ。

 本社では、例えば増田レポートの現場を伝えたいという。
切り口は「ワーキング・プア」や「里山資本主義」と同じようだ。
曰く、「現場に出かけると、テレビ的に絵になる映像が撮れないんです。確かに若い女性の姿はないか、あってもごく少人数です。でも、どこも明るい。これではテレビとしては番組構成が難しい。」
さっそくコメントした。

「そうです。明るく、いきいきとした活力ある地域づくりをスローガンにしてきました。」
これには、多少の誇張はあるが嘘偽りではない。

 かつて、「人の数の過疎よりも心の過疎がもっとこわい」というフレーズがあった。それに共感した。

 幸いにも、県内各地では地域活性化に盛んに取り組み、役場には生きのいい職員が何人かは必ずいた。
 「県と市町村は地域づくりの対等なパートナー」で「課題は現場に」あって、「県はその取り組みを応援する」とのメッセージを一貫して発信した。前傾姿勢を行動指針にした。
その情報(メッセージ)を受ける感度良好なパートナーがこうした生きのいい職員だった。

 「時代がまだよかったから財源に少しは余裕があった」という見方もある。地域活性化に資する財源は県単独の「3S補助金」(ピークでは年8億円用意した)や国各省庁の「〇〇モデル事業」、地方交付税での措置などがあった(過疎債ソフトはなかった)。

 今日、政府は「まち・ひと・しごと創性本部」を設置し、来年度予算で4兆円の財源を用意して、地方活性化に充てるという。
どういうメニューが組まれるか、傍観してはいられない。
県もそうした考えから「人口対策本部」を設置して国に政策提言をしていくという。これは、財源で見れば「時代がよかった」時の再来だ。
(あるいは、じゃぶじゃぶかもしれない。ただし、知恵と意欲のないところには無関係だろう)

 先日、市町村定住担当者研修会に参加した。市町村職員全体で一人二人しか知った顔がない。それは時間の経過からしてやむをえないことだ。
しかし、ここでとりあげたかつての「意気」や「気概」を継承して今回のチャンスに敢然として向かって欲しいと話した。
これからの地域振興は全国区での知恵とパワーの競争だ。移住定住ではどこが選ばれるかの全国区での競争だ。

 元気を出そう。元気は先天的な資質ではない。性格だ。能力だ。「性格や能力」ならば変えられる。高められる。
 空元気も元気のうちさ!空元気を出しているうち、そのうち本物になる。


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