株式会社岡貞組の求人情報

最先端の技術でインフラに安全・安心を。地域社会の未来に向け高い目標を持つ技術者が活躍!

建設業(島根県 浜田市)

「地域密着型土木工事」と「IPH工法によるコンクリート構造物の補修・補強事業」を2本の柱として、浜田市で総合建設業を営む株式会社岡貞組。創業60年以上の歴史ある企業です。 特にIPH工法の分野では島根県内でも圧倒的な施工実績を誇り、社会基盤施設の長寿命化のニーズが高まっている昨今の公共工事の現場で、岡貞組の持つ高い技術力が活用されています。

ところで、ご存じない方も多いと思われる「IPH工法」について、まずは説明が必要でしょう。IPH工法とは、「内圧充填接合補強(Inside Pressure Hardening)工法」の略称です。例えば川にかかっている橋は私たちの生活に欠かせないものですが、その土台の多くが鉄筋コンクリートによって造られています。コンクリートは硬くて丈夫な材料ですが、その構造体は年数の経過とともに衰えていくため、構造物を維持し、安全性を確保するためには補修・補強作業が必須になります。

補修・補強作業においては、これまでも躯体内部に樹脂を注入することで強度を高めていましたが、従来の工法では樹脂を細かいひび割れの奥までいきわたらせることが不可能でした。その点IPH工法は、例えるなら“植物の葉脈に水分や養分がじわじわと沁みわたるように”微細なひび割れの隅々まで樹脂を充填することが可能です。そのため耐久性が大幅にアップし、鉄筋のサビをも防ぎ、補修後の再劣化の周期を長くすることができるという画期的な工法なのです。

このような先進的でインフラ整備に大いに役立つ素晴らしい技術にいち早く着目し、技術者を育成しているのが岡貞組です。

まずは4代目代表取締役の岡本貞人社長にお話を伺いました。

IPH工法の技術を導入した背景は?

弊社はもともと地元・浜田市で土木工事をやっていた会社でした。今でも土木事業は弊社にとって重要な柱の一つなので、これからも継続してやっていきますが、国の施策で公共工事縮減が推し進められてきた時代背景の中で、何か次の策を打たなければ会社の存続が危ぶまれる。当時はそんな状況でした。そこで着目したのがIPH工法です。

平成10年度をピークに国の公共事業関係費は縮減の一途をたどっており、全国の建設業者は一斉に生き残りをかけた対策の実施を迫られました。農業や福祉サービスなどの異業種に進出する企業も多いなか、岡貞組が選択した道は「土木に新しい技術を取り入れ、高付加価値な人材を育成すること」でした。

IPH工法は高い技術力を必要とし、それなりの経験を積んだ技術者にしか実施できない工法です。現在、IPH工法を手掛ける業者は全国に150社ほどあり、島根県内の特約店は岡貞組を含め数社だけです。

Q.IPH工法の難しさとは?

IPHはコンクリートの中の奥深くまで樹脂を充填する技術なんですが、コンクリート内部の状態は表面から見ても分からないですよね。どこにどれだけ注入するべきか、を的確に見定める状況判断力が求められるので、知識の習得と多くの経験が必要なんですよ。弊社では現在、取締役部長の岡本貞二が全国でもトップクラスのIPH技術を習得しており、彼を筆頭に、高度な技術を持つIPH技術者の育成に意欲的に取り組んでいます。

習得が難しい技術だからこそ、技術を身に着けた人材は業界の中で高い付加価値を生み出します。この「高い付加価値を生み出す」ことこそ、これからの建設業で重要であると岡本社長は語ります。

地方の建設会社の従業員の賃金は、全国的に年々目減りしており、最近少しずつ上昇してきましたが、せめて都会の7~8割の賃金は確保してあげないと、地方の疲弊は止まりませんよ。UターンIターンという形で地方に人材を呼び戻そうにも、賃金が低いと難しくなりますよね。

でも今我々が取り組んでいるIPH工法がさらに普及して技術者が増えていけば、賃金ももっと払えるようになるんです。弊社の当面の目標は、社員に対して、島根県内の一般的な土木建築業の水準よりも高い給与や賞与が払える企業になることです。

社員にもっと多く給与を払える企業に、という岡本社長の力強いお言葉の中に、社員を大切にし、地元の発展を願う経営者の覚悟を感じます。

このようにコンクリート構造物の補修・補強に大いに役立つIPH工法ですが、普及させるには様々な関連機関に根気強くPRを続けていく必要があるといいます。

公共事業の受注は入札方式ですから、どうしても安ければ安いほどよい、という考え方に陥りがちです。その点IPH工法は、付加価値が高いので従来の工法に比べてどうしても高コストになりがちなので、すんなり受け入れられない側面があります。公共工事では新技術の採用にとても時間がかかってしまうので、我々も市場開拓に尽力している最中です。

よりスピーディーな市場開拓と技術力強化体制を敷くため、岡貞組は他社と連携し、中国地方5県にまたがるIPH工法施工ネットワークを構築。施工エリアを中国管内全域に広げ、IPH工法の普及に努めています。

しかも、近年では国の政策として「インフラの長寿命化」が大きなテーマになっていますから、岡貞組のIPH工法推進には追い風です。 経年劣化したコンクリート構造物の耐久性を大幅にアップさせ、補修サイクルをより長くすることができるIPH工法は、今後ますますニーズが高まり、広がりを見せるに違いありません。

続いてお話を伺ったのは、営業部長の石本信幸さん。
石本さんはもともと島根県出身ですが、長年東京都内の大手製造会社のシステムソリューション部門及びIT部門で設計・生産管理・財務会計システム等の仕事をしておられ、定年後、6年前にUターンして入社されました。
岡本社長いわく、石本さんは「自分の足りない部分を補ってくれる存在」。異業種での経験を活かし、IPH部門及び土木部門の岡本貞二部長と共に、社長の右腕として会社を支える存在です。
採用活動なども主に石本さんが担当されているとか。

Q.現在の従業員の内訳(年齢構成、新卒or中途の比率など)を教えてください。

従業員は14名で、20代前半から60代まで、幅広い年代の人材が活躍している職場です。現在IPH工法の技術者として活躍しているメンバーも未経験からのスタートですので、IPH事業部門については中途採用であっても土木業界での経験は必須ではありません。それよりもインフラ整備の仕事に対する関心と高い意欲があることを重視します。

未経験者の採用実績もあり、技術者として既に現場で活躍している社員もいるとのこと。 IPH工法自体、かなり高度な技術が必要というお話でしたが、どのように育成されているのでしょうか。

IPH部門及び土木部門の岡本貞二部長は、弊社が加入している一般社団法人IPH工法協会の中でもかなり高いレベルの技術を持っていますので、弊社社員をはじめ、IPHのグループ企業の社員に対する技術指導を行っています。必要に応じて県内外への研修へ行ってもらうこともありますが、基本は現場指導、OJTを重視しています。

社内にIPH工法の第一線で活躍する技術者がいる、というのは大きな強みでしょう。まだ全国的にも技術者の数が少ない分野ですから、これから新たに挑戦する人たちにとっては大きなチャンスといえます。

ではここで、岡貞組の若きエースとして活躍する永田涼さんにお話を伺ってみましょう。

Q.岡貞組に転職された理由を教えてください。

地元の社中で石見神楽を続けながら働けて、やりがいがあって、現場に出て体を動かせる仕事を…と探す中で出会ったのが岡貞組です。この仕事は日が暮れる前に終わらないと危険なので、残業がほぼありません。

仕事が終わって地元に帰って、夕食を食べてからでも神楽の練習に間に合うので、仕事もプライベートもほんとに充実していますね。それに何より、IPH工法という全国的に見ても習得者の少ない技術を身につけられるのが大きな魅力でした。

未経験から入社してまだ4年目の永田さんですが、ベテランの先輩方に可愛がられ、めきめきと技術が向上。さらには、技術面以外でも自身の成長を感じておられるそうです。

お恥ずかしい話ですが、ここに入社した当時、寝坊して現場に置いて行かれたり、技術が足りない以前の問題で先輩方に迷惑をかけたこともあります。もちろんそれは叱られるんですけど、そんな自分にもやっぱり皆さん温かくて。先輩方が見守ってくれていて、育ててやろうって気持ちでおられる空気感は常に感じていました。

だからこそ「甘えていられない」と意識が変わって、気づけば自分から積極的に学ぶように成長していましたね。そうやって意欲的に仕事に取り組むと、ベテランの先輩方が本当に手厚くいろんなことを教えてくれて、任せてもらえる仕事の幅が広がって…。育ててもらっていることに感謝しています。

岡貞組の行動指針は「責め心のない厳しさ、なれあいのない優しさ」だそう。永田さんのお話からも、一人ひとりにその精神が根付いているのが伝わってきます。

Q.どんなところに仕事のやりがいを感じますか?

IPH工法という特殊な技術を使って、自分の手で老朽化したコンクリート構造物を補修・補強できるのが何よりのやりがいです。地域の安全を守ることにつながるし、橋梁やトンネル、ダムなどの構造物を長寿命化させることで地域に貢献できますしね。近年は、安来や奥出雲、益田など県内のあちこちで施工の機会が増えています。自分の持つ技術が求められているって肌で感じられるのもうれしいですね。

さまざまな現場で経験を重ね、その成長ぶりを社内でも認められるようになった永田さん。仕事もますます充実してきているようですが、プライベートでは趣味の石見神楽に情熱を注いでいるとか。

小6の頃から地元の石見神楽社中に入団して、活動を続けています。僕にとって神楽っていうのは何か特別な趣味というわけではなく、小さい頃から当たり前のように親しんできたもので、生活の一部のようなものなんです。

石見地方と呼ばれる島根県西部地域では、古くから石見神楽の文化が根付いています。石見の人々は秋になると、地元の神社で開催される奉納神楽を親戚や友達と観に行くのが習慣になっていて、永田さんのように「生活の一部」として神楽を楽しみながら育つ子どもさんが多いとか。

石見神楽は観るのも舞うのも大好きです。特に好きな演目は「鍾馗(しょうき)」ですね。ストーリーとか、独特の雰囲気が好きなんです。今はオフシーズンですが、また秋頃から神楽を観にあちこちの神社へ出かけるのが今から楽しみです。

社員の年齢構成のバランス改善を図っている岡貞組では、永田さんのような20代の方はもちろん、30代や40代の未経験者の採用にも積極的です。そのお一人が15年ほど前に30代後半で入社された金子努さんです。

Q.岡貞組に転職された理由を教えてください。

妻の地元である島根に戻ることを決めた時から、土木の仕事に関わろうと決めていました。何社か面接を受けましたが決定的なものがなく迷っていたところ、4社目で受けた岡貞組の面接で先代社長の人柄にひかれまして。ここでならやっていけそうだと入社を決意しました。

金子さんが働くのは、IPH事業とともに岡貞組を支える2本柱のひとつ、土木工事業部門です。道路や河川の整備、災害復旧などさまざまな工事を担当し、地域社会のインフラ整備に貢献してこられました。

岡貞組はベテランの方が多いですし、皆さん人が良いですから、未経験者でもしっかり教えてもらえてありがたかったですね。今では私が若手社員の指導や育成を行う立場になりましたが、先輩方に教えていただいた時のように教えてやりたいと思っています。そのためにも、毎日何気ない声掛けをして相談しやすい関係づくりを大切にしています。

Q.仕事をしていて、いちばんうれしかったことは何ですか?

数年前のことになりますが、私が担当した現場を優良工事として知事に表彰していただいたことがありまして。事故が起きないように、より良い施工ができるように、期間内に仕事を終えられるようにと日々力を尽くしてきたことを、社外の方から高く評価していただけたのはうれしかったですね。これからもっと良い仕事ができるように、まだまだ頑張ります。

20代から60代まで、幅広い年齢層の社員が、時にはお互いに良い刺激を与えあいながら共に成長を続ける岡貞組。 年に数回の社内行事では、社員の家族も参加してワイワイ楽しむそうです。

社員とそのご家族への感謝の気持ちを込めて、毎年夏に「おかさだヨ!全員集合」という謝恩イベントを行っています。射的などのゲームコーナーやかき氷なども用意して、子どもさんたちにも好評です。その他には、花見会や忘年会などもあります。

Q.今後のビジョンについてお聞かせください。

地域社会のための土木事業を継続していきつつ、新規事業であるIPH事業をさらに発展させていく考えです。この2つの事業は今後も弊社にとって大きな柱になりますし、両方のバランスの取れた会社にしていきたいと思っています。

2つの事業のバランスがとれた会社にすることで、安定した経営ができます。また安定した利益が生まれることで、社員により多く還元し、社員とその家族を幸せにできる会社になれると考えています。

終始一貫して感じられるのは、IPH事業への積極的な取り組みを推し進める事業方針の背景にある「社員一人ひとりの付加価値を高めて、少しでも多く還元できる会社にしたい」という岡本社長の想いでした。 きっとこれから入社される方も会社全体から温かい歓迎を受け、大切に育てられるに違いない、そう確信できる会社です。

岡貞組で一歩先を行く高度な土木技術を身に付けて、地域のインフラを力強く支える存在になっていく。建設系・土木系企業への就職をお考えの方はぜひ、そんな将来の可能性に満ちた職場を、ひとつの選択肢として検討されてはいかがでしょうか。

(2019年11月取材)

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