定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

「過ぎたるは及ばざるが如し」ということわざがあります。
何事も行き過ぎは良くないことを表しています。
これを人の行いについて当てはめてみると、
例えば「謙虚」は美徳ですが、行き過ぎれば「卑屈」になっていまいます。
他にも「優しさ」は「甘さ」に、「大胆」は「無謀」に、「芯がある」は「頑固」、「個性」は「わがまま」になります。
そして標題の「自信」と「過信」、これは特に気をつけねばならないものと感じています。
「自信」は新しいことにチャレンジしたり、躓いたときに立ち上がる力になります。
子育てをするようになってからは、人が生きていく上で健やかな「自信」はとても重要な力だと考えるようになりました。
では「自信がない」状態が悪なのかというと、そうではありません。
「自信がない」からこそ、慎重・謙虚になり、他人のアドバイスを聞きやすくなり、結果、成功に結び付き「自信」がついていくものと思います。
問題は「自信がない」ことで何もできなくなってしまうことです。
そうなると意思決定を他に任せたり、自分を責めたり、過度な気遣いで疲れたり、時として逆に過度な承認や肯定を求めて問題を起こしがちです。
ですので、身に着けるべきは「自信」そのものと言うよりも、「自信」を付けていくプロセスなのだと思います。
一方、「過信」についてですが、
「過信」は、「自信」が行き過ぎて調子に乗っているときに陥りやすいと言われます。
「過信」になると個人としても、グループとしても色々な問題が発生するといわれます。
「勝って兜の緒をしめよ」「初心忘るべからず」ということわざがあることからも、「過信」は注意を要する状態なのだと伺い知れます。
「過信」になっている人は下記の傾向があるようです。
・確認を怠りやすくなる
・周囲の声を聞かなくなる
・自分が常に正しいと思い込む
・ミスしても外的環境に理由を見出す
・リスクを軽視しやすくなる
・一人で進めがちになる
ですので、私は「自信」と「過信」の違いは
・自信:自分の可能性を信じる力
・過信:不可能性を忘れてしまう力
と捉えております。
ですので「過信」に陥ると、問題が起こると大きくなりがちだったり、自分だけでなく周囲への悪影響も起こり得ます。
振り返れば私も、過去に「過信」によって痛い思いをしたことが多々ありました。
若いうちは「過信」でも勢いがあっていいのかもしれませんが、年を重ね経験を重ねるほど「過信」のセンサーは身に着けるべきでしょう。
普段生活をしていると意外に「過信」の領域に足を踏み入れているんじゃないかな?という人に出会います。
考え方や感じ方は人それぞれなので、それでどうこうではないですが、
少なくとも自らは調子がいいときほど気を付けようと思っています。
(つかさ)