スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2025-11-04 生成AIの進歩

生成AIの進歩には驚かされます。
画像生成については、イラストはもちろんのこと、
写真でも、注視すれば未だにAIらしさは残るものの、
以前に比べると自然で、本物の写真と見分けが付かないレベルになりつつあります。

また、音楽の生成についてもかなりのクオリティになっており、
ヘッドフォン等で聞くと、まだまだ楽器の境目が不鮮明だったりしますが、
例えば街頭スピーカーや、CMのBGM程度だと
最早生成AIかどうか判別できません。

さらにインターネットサイトまで、
HTML等の専門知識がなくても、「こういうサイトが作りたい」と入力すれば、
自動でサイトまで生成してくれるそうです。

そうなると、これまでは依頼主が「こういう画像・音楽・サイトが欲しい」と思っても、
素材を購入したり、専門の業者に依頼したりすることが必要でしたが、
今では、依頼主が直接生成AIで作成でますから、業者さんは生成AIに仕事を取られてしまいます。

実際、生成AI先進国のアメリカではAIによる失業が問題になっているそうです。
この流れは世界中で起こるでしょうし、我々はこのAI革新に対応してく必要もあります。

しかし、生成AIは便利ではありますが、扱うためにはスキルやセンスが問われます。
これは、先日街頭で実際に体験したのですが、
大音量で生成AIで作成したであろうオリジナルソングを
自社PRのために流している場面に出くわしました。

楽曲はAIが作ったのかとってもかっこよかったのですが、
歌詞がお世辞にも良いとは言えない(正直聞くに堪えない)内容で、
さらに歌詞の内容と曲調がまったく合ってなく、
言い方が悪いですが、下品でひどいなと感じました。

業者さんや、アーティストさんが作れば、
おそらくPR内容を人の心に届く内容に変換してくれると思いますが、
生成AIだと、担当さんのセンスがそのまま出てきます。
下手をすると事故的な内容になる可能性があり、これは怖いことです。

生成AIは便利で、できることも日々高度になっていますが、
扱う人のスキルも同時に向上せねばならず、またセンスも必要です。
場合によっては独りよがりの寒いものができたり、
時には人を傷つける内容のものができてしまう恐れもあります。

特にデザインや画像・音楽などは専門的な知見が必要な分野なので、
それを忘れずにAIと付き合う必要があると感じております。

(つかさ)

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