スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2025-11-06 合わせ柿とおかん

毎年、この季節は、実家の合わせ柿をもらいます。

おかん「柿はいるかね?」

私「山ほどいるわね」

というLINEのやりとりが、毎年の晩秋の季節行事になっています。

合わせ柿は、私の大好き3大フルーツの1つ。残りの2つはシャインマスカットとパッションフルーツ笑

当然、おかんはそれを知っているので、毎年「渋を抜くのが大変」「柿はとるのが大変(とるのは父だけど笑)」と言いつつ、何度かに分けて、合わせ柿をくれます。

お店や色んなところで、島根県の特産でもある柿を食べるのですが、うちの実家の合わせ柿が、めちゃくちゃ美味しいのです。柿の木は、正直ほぼ、ほったらかし??だと思うのですが。謎に最高級の合わせ柿になっています。

これは、子を想うおかんの愛情の成せる技だろうか、、。

3人の母になっている私も、将来おばあちゃんになった時に、子どもたちに同じような気持ちにさせれる技を、何か一つでも習得したいな…と、今日もお弁当に持ってきた合わせ柿をデスクでほうばりながら想う、今日この頃でした。

(竹矢っ子)

2025-11-05 ラジコンを探して

先日、小学生からの相談でオフロード対応のラジコンカーを探すことになった。

ラジコンには、箱から出してすぐに遊べる完成品が入っているものと、
自分で組み立てるキット(簡単なものから複雑なものまで)があるが、
依頼者の要望を確認したところ、
今回は組み立てキットで簡単なものが希望ということだった。
さて、希望の品を探そうかと思案を巡らせると、図らずも懐かしい記憶の扉が開いた。

今から何年前になろうか、私が小学生のときは空前の模型ブームが到来しラジコンも非常に流行っていた。
自転車での行動圏内に幾つもの模型を扱ったお店があり、
どこもたくさんの子供で賑わっていた。

お店へは模型を買いに行くだけでなく、草レースの開催や、改造情報等、
口コミで情報を得ることができ、知らない人との交流も楽しくよく足を運んだ。

そんな中でもラジコン・模型といえば恐らく当時の誰でも思い浮かぶ某模型店が松江にはあり、
他のお店では置いてないような本格的なパーツや、上級者向けのキットまで置いてあり、
校区外のため、両親に乗せてもらいしばしば出掛けたものだ。

と、懐かしさに浸っている中、ふと現代に目を戻す。さて、今ラジコンが買えるお店はどこだろうか。
そもそも玩具や模型の専門店自体がすぐに思い浮かばない。
完成品であれば、大型のショッピングセンター、または今なら大型電気店か。

まずはそう思ったので覗いてみたが種類は少なく、組み立て式は見つからなかった。
そして店内の子供たちはゲームソフトの周辺に集まっており、模型周辺はあまり人気がない。

となれば某模型店。
この日は時間の都合で立ち寄ることはできなかったが、ホームページを見るとあの頃と同じように営業されているように見えた。
訪問すれば、また記憶の扉が開き、様々なことを思い出すのだろう。
それを楽しみに、週末にでもまた探しに行こうと思う。

子供の数が減ったのか、模型自体の人気が下がったのか、その両方かは分からないが、
模型を扱ったお店自体がずいぶん減った。
また、そもそもラジコンを走らせる場所を探すのも難しいように思う。
こういう状況が理系離れにつながるのかなと勝手に勘繰りつつ、
あの頃の居場所はないのだと気付いてしまい、何とも寂しく感じた。

まあ、寂しく思っているのは私の勝手な主観であって
当の子供の居場所は仮想空間等に新しい形で存在し、
私が単に古い時代を勝手に当てはめているだけかもなと思いながら

見上げると夕暮れ。この空の色だけはあの日と変わってないかなと、他愛無い安堵を覚えた。

(つ)

2025-11-04 生成AIの進歩

生成AIの進歩には驚かされます。
画像生成については、イラストはもちろんのこと、
写真でも、注視すれば未だにAIらしさは残るものの、
以前に比べると自然で、本物の写真と見分けが付かないレベルになりつつあります。

また、音楽の生成についてもかなりのクオリティになっており、
ヘッドフォン等で聞くと、まだまだ楽器の境目が不鮮明だったりしますが、
例えば街頭スピーカーや、CMのBGM程度だと
最早生成AIかどうか判別できません。

さらにインターネットサイトまで、
HTML等の専門知識がなくても、「こういうサイトが作りたい」と入力すれば、
自動でサイトまで生成してくれるそうです。

そうなると、これまでは依頼主が「こういう画像・音楽・サイトが欲しい」と思っても、
素材を購入したり、専門の業者に依頼したりすることが必要でしたが、
今では、依頼主が直接生成AIで作成できますから、業者さんは生成AIに仕事を取られてしまいます。

実際、生成AI先進国のアメリカではAIによる失業が問題になっているそうです。
この流れは世界中で起こるでしょうし、我々はこのAI革新に対応してく必要もあります。

しかし、生成AIは便利ではありますが、扱うためにはスキルやセンスが問われます。
これは、先日街頭で実際に体験したのですが、
大音量で生成AIで作成したであろうオリジナルソングを
自社PRのために流している場面に出くわしました。

楽曲はAIが作ったのかとってもかっこよかったのですが、
歌詞がお世辞にも良いとは言えない(正直聞くに堪えない)内容で、
さらに歌詞の内容と曲調がまったく合ってなく、
言い方が悪いですが、下品でひどいなと感じました。

業者さんや、アーティストさんが作れば、
おそらくPR内容を人の心に届く内容に変換してくれると思いますが、
生成AIだと、担当さんのセンスがそのまま出てきます。
下手をすると事故的な内容になる可能性があり、これは怖いことです。

生成AIは便利で、できることも日々高度になっていますが、
扱う人のスキルも同時に向上せねばならず、またセンスも必要です。
場合によっては独りよがりの寒いものができたり、
時には人を傷つける内容のものができてしまう恐れもあります。

特にデザインや画像・音楽などは専門的な知見が必要な分野なので、
それを忘れずにAIと付き合う必要があると感じております。

(つかさ)

2025-10-31 アゲインスト

10月も最後の日。この1か月で季節がずいぶんと進んだ印象です。

一方で市民ランナーの身としてはこの涼しさ(寒さ?)は待ちに待った季節です。

日曜日に県内の大会に出場しました。距離は20kmちょっとで、当日は自分の状態も天候のコンディションもすばらしく、途中までは自己ベストを更新するペース。苦しさもほとんどなく、エイド(水分補給など)に立ち寄ることもなく走り続けていました。

ところが、ゴールまであと3kmというところで水分補給をしなかったツケがまわり、足がつり、ペース大幅ダウン。

天国から地獄とはまさにこれ。最後は歩くようにゴール。なんとか完走できてよかった。また一つ学びがありました!

私は週に2~3回、夜にランニングをしています。当然ながらフォロー(追い風)とアゲインスト(向かい風)にあたります。

アゲインストは走る際には抵抗となり、フォローは後ろから押してもらえる感覚なので、フォローの方が良いと思うのですが、私はアゲインストが苦になりません。どうやら風を前からもらわないとクールダウンが思うようにできなくて、フォローの方がタイムは出ますが、苦しいときが多いように思います。

自分にいいように解釈していますが、アゲインストの時はきたるフォローに備えて「力をじっくり蓄えておく時間」と考えるようにしています。そうすると焦ることもほぼありません。

生きていくのも同じような気がします。アゲインストを「壁」と思わず、「力を蓄える時」と考え、次に来るであろうフォローの時に力を十分に発揮できるよう準備する大切な時間と考えるとアゲインストも前向きに捉えることができるのではないでしょうか。

(貴)

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