スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2025-07-15 駅のホームで見かけたもの

ある朝の通勤電車で、ふと車窓の風景を眺めていた時の事です。

途中停車駅のホームのはしっこを、何やら小さなものが動めいているのが視界に入りました。

よくよく目をこらすと、小さな沢蟹らしきものが歩いているではありませんか!

駅ではなかなか出会えない小動物の姿に、「どうしたの?」「とこから来たの?」「どこに行くの?」と声にならない声を、心の中で繰り返してしまいました。

その駅の近くには小川が流れていたため、水辺から何かのはずみで彷徨い辿り着いたのかもしれません。

田舎に住んでいると、思いがけない小動物に、思いがけない場所で出会うことが時々あります。

路上を横断するカメなどは複数回目撃したことがあり、都市部でニュースになっているのを見て、逆に驚きました。

ひょっこり現れる小動物の姿を見ると、地域社会は人間のみの住処ではないという当たり前のことに、改めて気づかされます。

たまたま大きな構造物を人間がいたるところに建設していますが、そんな構造物が建つ前に、川や山はすでにその地にあり、その中で小動物はそれぞれの営みを繰り返してきたんだよな、と今更ながら思い起こされました。

様々なことが「人間ファースト」になりがちですが、地域社会の一員は人間だけではないんだという当たり前のことを、改めて考えさせられた、ある朝の出来事でした。

(でんでんむし)

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