定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
こんにちは。4月から定住財団でお世話になっている新人です。
先日、初めて産業体験の受入先の農家さんを訪ねる機会がありました。
そこは、実は数年前に産業体験をきっかけに島根に移住・就農された方の農園。
現在はその方自身が「今度は受け入れる側」として、また新たな産業体験者を迎えているとのこと。
なんというか…“いい循環”が生まれているなぁと、しみじみ思いました。
人が人を呼び、経験が次の誰かの一歩になる。島根のような地域だからこそ、こうした顔が見える流れが続いていくのかもしれません。
そしてその週末。
母がやっている飲食店の手伝いで、朝市に参加することに。
日曜の早朝に出かけるのはちょっと眠かったですが、思いがけず素敵な出会いがありました。
お隣のブースにいたのが、なんと漁業分野での産業体験の受け入れをされている方!
話が弾み、気がついたらサザエとサバの塩辛を購入。
家に帰って、早速料理。
サザエは炊き込みご飯に、サバの塩辛はほうれん草と和え物に…最高に美味しかったです!
地のものって、いいなと改めて感じました。
こうして見ると、産業体験って「移住促進」だけじゃないんだなと実感します。
日本の農業や漁業を次につないでいくことにもつながっているし、地域の食文化の継承や地産地消の輪も広がっていく。
何より、関わる人たちが楽しそうなんです。
そんな良い空気をもっと多くの人に届けていけたらなと思っています。
(新人)
新年度に入り、あっという間に3週間が過ぎました。
私自身、新しい職場でわからないことだらけで不安な気持ちを感じながらですが、少しずつ仕事にも慣れてきたように感じています。
我が家は、息子が新社会人、娘は高校入学とそれぞれ新しい生活が始まったため、いつになく大きな変化のあった新年度のスタートでした。
息子はあまり話しませんが、娘は少人数の中学校から複数クラスのある高校へ入学したため、友だちができるか不安だと口にしていました。入学から数日が経ち、部活にも入部し、友だちもできたようで親としては安心しているところです。
昨日は春季島根県高校野球大会に出場している母校の応援に行ってきました。ここのところ暖かい日が続いていましたが、昨日は打って変わって小雨が降る寒い日となりました。母校は粘り強く、見事、接戦を制し次の試合へと駒を進めました。おめでとうございます!
母校の野球部は昨年度後半から高校時代の同級生が監督としてチームを率いており、初の公式戦ということもあり、球場に高校時代の同級生も応援に駆けつけていました。十数年ぶりに同級生にも再会し、近況を話すことができたため、とても有意義な一日となりました。
写真は松ぼっくりを探す娘と甥
(新米M)
朝、通勤中によく見かけるのが、
おろしたてのスーツを着た新社会人。
新年度の始まりを感じます。
さて、社会人1年目の自分を思い出すと、穴があったら入りたい失敗がたくさん。
・初めて1人で取引先へ、意気揚々と出発するも、迷子になる
(松江出身ですが松江で迷子になりました)
・カッターの扱いに慣れておらず段ボール開封とともに中の商品を切り裂く
(高級品でした)
まだまだ数えきれないほど…
そんな数々の失敗の背景にはフォローしてくださる先輩、上司、そして取引先の方がいる。
所属している会社はもちろん、温かく新社会人を見守ってくださった取引先の方にも
感謝の気持ちでいっぱいです。
新卒で入社した企業は丸6年勤め、その後今の財団に入りました。
自分の中では社会人小学校課程が終わり、今は社会人中学校に在籍している気分。
同じ社会人でもまだまだ知らないことがたくさん。
日々財団の皆さんにフォローしていただいています。
フォローしていただけるのは当たり前のことではない。
感謝の気持ちの持ち方は、いつまでも新卒のままでいよう。
きちんと「ありがとう」を伝えよう。
新社会人の姿を見て、感謝の源を思い出す、ある春の日のことでした。
(mo.)
いつも行くスーパーマーケットのお魚コーナーに、いつものように夕食の食材を買いに行った新年度の春の日のことです。おなじみのアジのパックの隣に、白っぽくぬるぬるとした風貌の魚がパックに入って鎮座していました。
ラベルを見ると「どぎ」という表示と「今日のおすすめ品」の文字。手の平をはみ出すサイズで3尾入って200円せず、お財布にやさしい魚でした。
これまで食べたことはおろか、見たこともない魚でしたが、心もとないお財布事情にも後押しされ、買ってみることにしました。
家に帰って検索してみると、中国地方のみに生息するイワナ属の魚で、川の最上流に生息する「幻の魚」と言われていることが分かりました。島根県では斐伊川から高津川までの生息が確認されているようです。
恐る恐る煮つけにして食べてみたところ、とろっとした歯触りが少しあんこうっぽく、淡白な味わいで、なかなか好評でした。
新年度早々に出会った「幻の魚」を神妙に味わいつつ、予期しない出会いがこれからもあるかもしれないな、と感じ、何だかワクワクしてきました。
新年度は目新しい環境や仕事等に戸惑う場面もありますが、諸々の新しい出会いを楽しみつつ、小さくてもチャレンジしていくといいよ!と、どぎに背中を押してもらった気がしています。
(でんでんむし)
東京に住んでいる友達から、「人にあげたいんだけど、○○のお茶、東京で売ってるかな?」との連絡。
いつもなら東京にあるアンテナショップ・日比谷しまね館で扱いがあるはずだけど、その頃はちょうど休館中。
島根のものを手土産に選んでくれる嬉しさがあり、なんとか手配したいところ。
そのお茶の販売元のネットショップを見ると、少々時間がかかりそう。
しかも、松江市内にある物産館もリニューアル工事で休業中。
これは…
売っているところを探しに行くしかない…
と思い、よい天気の休日、ドライブがてらお茶探しの旅に出かけました。
西部地域のお茶なので、浜田あたりから売ってるはず。
益田まで行けば確実。
松江を出発して、高速だいぶつながったな~と思いながら
途中途中でちょっと寄り道しつつ、最終的には江津で発見!
(江津と浜田の中間あたりでした)
その後無事に友達にもお届けできました。
今回改めて思いましたが、西部地域のもの、本当に東部で売ってないんだなーと。
(逆も然り)
今の時代、なんでもどこからでも買える便利さはありがたいけど、
やっぱりその土地でしか買えないことは価値だよなあと思います。
今回は品物を追って追ってのドライブでしたが、途中途中で景色が見えたり美味しいものがあったり。
その土地のものはその土地で。
友達のおかげで、楽しいドライブとなりました。
(は)