定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。
新年度がはじまって1か月が経ちました。
4月は、ほとんど毎日石見地域の現場に出かけ、夕方は歓迎会や懇親会などに加え、懇意の仲間たちとの飲み会に明け暮れる毎日でした。
楽しい思い出がたくさんできたと同時に、新しい出会いもたくさん。
地域現場に飛び出したい学生たちや、この地域を守りたいと奮闘する大人たち。
人間として本当に大事にしたいことを実践すべく石見に移住してきたご家族。
民間の立場から街づくりに取り組みたいと新たな仕掛けに挑戦する企業のみなさん。
そしてその動きに「啐啄同時(そったくどうじ)」といわんばかりに前傾姿勢で支援に乗り出す行政の仲間たち。
そんな人たちとの出会いがたくさんありました。
この「啐啄同時」という言葉、難しいですよね。
わたしが定住財団1年目のとき、3代前の理事長・藤原義光さんに教えてもらった言葉です。
意味は、
「雛鳥が卵の中から殻をつついて鳴くこと(啐)と、親鳥が外から殻をつついて助けること(啄)が同時におこる様を指す言葉」だそうです。
この啐と啄が同時に中と外から硬い殻をつつかなければ、新たな雛鳥は生まれてこれないのだそうです。(へぇ~!)
この訓示をうけながら、民間と行政の関係性を教えてもらいました。
そして、この「啐啄同時」は、先輩や後輩、上司や部下の関係性においても同じことだよ、と説かれたことを思い出します。
(石見で生活していると、過去に財団の先輩たちが折に触れて説いてくれていたことをよく思い出します。なんででしょうね)
4月になってチームメンバーも新たな構成になりました。
周りの声をじっくりきき、「啐啄同時」に反応できるひとで在りたいなと思います。
(珈琲うどん)