スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2025-06-23 豆ごはん

えんどう豆が店頭に並ぶこの時期、豆ごはんを作るのを楽しみにしている。

さやから出してある豆も売ってはいるけれど、さやを割った時にお行儀よく並んでいる豆を目にした時は何とも言えず嬉しい気持ちになるのでさやごとのえんどう豆を買い求める。

この、さやむきをする時、幼い頃のお手伝いを思い出す。

畑から帰った祖母に「お豆を出すお手伝いして~。」と言われて、今、私がスーパーから買って帰る量とは比べ物にならないほどの豆のさやむきを始める。綺麗な緑色の豆が並んでいるのを見るのは子供心にも嬉しく、好きなお手伝いで、お豆を容器に出す時のコロコロという音も楽しかったものだ。

今は一回の豆ごはん用の量だから、両手いっぱいくらいの豆のさやむきだけど、お手伝いをしていたさやむきの時間を思い出すと、亡き祖母や、幼かった自分や、随分とたってしまった年月や、様々に胸にせまりくるものがある。

母から教わった塩加減で作った豆ごはんが炊きあがって蓋をあける時、その切ないような気持ちは一転して、ただただ美味しく出来た嬉しさに変わる。毎年、年に数回の豆ごはんつくりは、さやから出す時に幼い頃のお手伝いを思い出して感慨深い気持になる事も含めて、この季節の私の楽しみである。

(ウ)

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