スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2025-05-02 啐啄同時(そったくどうじ)を思い出す

新年度がはじまって1か月が経ちました。
4月は、ほとんど毎日石見地域の現場に出かけ、夕方は歓迎会や懇親会などに加え、懇意の仲間たちとの飲み会に明け暮れる毎日でした。

楽しい思い出がたくさんできたと同時に、新しい出会いもたくさん。
地域現場に飛び出したい学生たちや、この地域を守りたいと奮闘する大人たち。
人間として本当に大事にしたいことを実践すべく石見に移住してきたご家族。
民間の立場から街づくりに取り組みたいと新たな仕掛けに挑戦する企業のみなさん。
そしてその動きに「啐啄同時(そったくどうじ)」といわんばかりに前傾姿勢で支援に乗り出す行政の仲間たち。
そんな人たちとの出会いがたくさんありました。

この「啐啄同時」という言葉、難しいですよね。
わたしが定住財団1年目のとき、3代前の理事長・藤原義光さんに教えてもらった言葉です。

意味は、
「雛鳥が卵の中から殻をつついて鳴くこと(啐)と、親鳥が外から殻をつついて助けること(啄)が同時におこる様を指す言葉」だそうです。
この啐と啄が同時に中と外から硬い殻をつつかなければ、新たな雛鳥は生まれてこれないのだそうです。(へぇ~!)
この訓示をうけながら、民間と行政の関係性を教えてもらいました。

そして、この「啐啄同時」は、先輩や後輩、上司や部下の関係性においても同じことだよ、と説かれたことを思い出します。
(石見で生活していると、過去に財団の先輩たちが折に触れて説いてくれていたことをよく思い出します。なんででしょうね)

4月になってチームメンバーも新たな構成になりました。
周りの声をじっくりきき、「啐啄同時」に反応できるひとで在りたいなと思います。

(珈琲うどん)

2025-04-30 いざCS!

今週末の試合でB.LEAGUE2024-25レギュラーシーズンが終了し、59日からチャンピオンシップがはじまります。

我らが島根スサノオマジックは一昨年シーズン以来のCS出場を決め、西地区チャンピオンである琉球ゴールデンキングスと戦います。

まずはCS出場に安堵するとともに、FINALがおこなわれる横浜アリーナまで行けることを願って‥ただただ願って全力で応援します!

 

毎年この時期は、CS出場できるかどうかのヤキモキ、シーズンが終わってしまう寂しさ、来シーズンのメンバーどうなるんだという、他チーム含めた移籍市場が気になるワクワク、一人で勝手にいろいろな感情に振り回されていまして、今年もご多忙に漏れずまさにその真っ只中。

 

「今シーズンも楽しませてくれてありがとうございます」と、感謝を伝えるとともに、良くも悪くも現行メンバーが見れるのはきっと最後。

まずはCSの雄姿を目に焼き付けて、結果に一喜一憂しようと思います。

 

行くぞ横アリ!

(※写真は昨年の横浜アリーナFINAL観戦時)

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(黒ラベル★)

2025-04-25 やりたいことがみつからない

就活真っ最中の学生さん いまだにやりたいことがみつからないからエントリーシートが書けない、

好きなこと=仕事ではないことは分かっていても・・・

 

就活という体験を通して初めて向き合う「やりたいこと」の深堀り

年齢を重ねた私からすると「可能性だらけで羨ましい やりたいことを今、固めなくてもいいのでは」と思ってしまいます。

でも、本人にしてみたらモヤモヤから抜け出せず焦る気持ちに埋め尽くされてしまう。

 

毎年、同じように悩む学生さんはいます。結果「遠回りして悩んだ就活だったけど、内定もらった企業にたどり着くまでの過程でした。就活にかけた時間は無駄ではなく、自分への投資です」と・・・

 

この時期、学生さんのビフォーアフター(成長)を感じることが何より嬉しいし、私のやりがいにも繋がっています。

 

因みに私の“やりたいこと”は、コロコロ変わります。今はアリ学者が書いた「アリの放浪記」を読んでいます。驚きの連続でアリを見る目が変わりました。好奇心とワクワク感は常に持ち続けたいと思います。 

(しま子)

2025-04-23 会と貝

浜田市の畳ヶ浦に散歩に行くと先客が。

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しゃがみ込みドライバーを片手に何かを獲っているおばあさま。
気になって声をかけてみると、
「ボベ貝さ知らんね、岩にくっついていて腰も痛くなるし大変だけど、このあたりの人は獲るのも慣れっこ。美味しい。」

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ボベ貝は弾力があり噛むほど旨味あふれる貝だそうです。
この綺麗な水で育った貝は絶対美味しい!などと考えながら、ボベ貝を食べたことがない私は興味津々。隣で獲り方を見せてもらい、ボベ飯と呼ばれる島根の郷土料理のレシピも教えてもらいました🍴
素敵な出会いに朝から心が満たされました✨
 
しかしその翌日、スーパーに行っても鮮魚店に行っても直売所に行ってもボベ貝が見つからないのです!!!
噂によると、ボベ貝は旬の夏場以外は貰うことが多く、買うことはほとんどないのだとか・・・
残念と思いつつも、夏場までわくわくが伸びました!

(ちゃむ)

2025-04-22 産業体験がつなぐ、島根の“いい循環”

こんにちは。4月から定住財団でお世話になっている新人です。

先日、初めて産業体験の受入先の農家さんを訪ねる機会がありました。
そこは、実は数年前に産業体験をきっかけに島根に移住・就農された方の農園。
現在はその方自身が「今度は受け入れる側」として、また新たな産業体験者を迎えているとのこと。

なんというか…“いい循環”が生まれているなぁと、しみじみ思いました。
人が人を呼び、経験が次の誰かの一歩になる。島根のような地域だからこそ、こうした顔が見える流れが続いていくのかもしれません。

そしてその週末。
母がやっている飲食店の手伝いで、朝市に参加することに。
日曜の早朝に出かけるのはちょっと眠かったですが、思いがけず素敵な出会いがありました。

お隣のブースにいたのが、なんと漁業分野での産業体験の受け入れをされている方!
話が弾み、気がついたらサザエとサバの塩辛を購入。

家に帰って、早速料理。
サザエは炊き込みご飯に、サバの塩辛はほうれん草と和え物に…最高に美味しかったです!
地のものって、いいなと改めて感じました。

こうして見ると、産業体験って「移住促進」だけじゃないんだなと実感します。
日本の農業や漁業を次につないでいくことにもつながっているし、地域の食文化の継承や地産地消の輪も広がっていく。

何より、関わる人たちが楽しそうなんです。

そんな良い空気をもっと多くの人に届けていけたらなと思っています。

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(新人)

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