スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2022-08-02 原点回帰

早いものでこの財団の職員となって10年以上が経ちます。

この間、様々な業務に携わりましたが、相談対応やイベント運営、企業さんへの対応等、主に現場の仕事でした。


もともと財団に入るまでは10年ばかり、一般企業で営業や販売の仕事が長かったのですが、
当時は取引先様やお客様から信用を得て、信頼関係の中で仕事をし、喜んでもらうことを自分の喜びとしていました。
営業成績はその結果として付いてくると当時は信じて(実際はそんなに甘くなかったのですが)いました。


しかし、人に信用してもらうということは本当に難しいものなのですが、
信用を得る一番の方法は、結果を(数字を)示すということでした。

ですが、それには頭が切れなくてはいけません。

口先は達者でも、数字を持っていなければ説得力はありません。


しかし私はあまりにも凡庸だったので、
それならば私は人格や人からの印象など別のポイントで勝負しようと思いました。
具体的には、誠実さ・丁寧さ・フットワークの軽さ・言葉の選び方・仕草・相手の立場を配慮すること等でした。


特に相手の立場や考えを読む力を得るために、普段の生活でも
年代、性別、服装や挙動や癖から、その人の動きを先読みをしておき、
本当にそうなるのかの検証をするのが今でも癖になっているくらいです。

特に自動車を運転しているときは、無意識にやってしまいます。


その結果なのか、取引先様からは、「この会社の一員のようだね」と言っていただける程入り込むことができ、
結果、良い成績を収めることができ、また私自身も信用し合った人同士で課題を解決したときの、何とも言えない喜びを味わうことができました。

その頃の経験は今も大事な自分の社会人としての指針となっています。


財団に入ってからも、現場が多かったのですが、信頼してもらって一緒に課題を解決することは共通していて、
今までの経験を活かすことができ、直接の感謝の言葉が大変励みになっておりました。


今、私は担当している業務の関係で、現場からとても遠い仕事をやっています。
現場を見ることができないことや、直接実績を上げることができず、やりがいを見失いそうになることもあります。
ですが、自分がやっている業務の一つ一つが、現場におられる人に繋がり、
その先にいる一人でも多い人の幸せに繋がっているとイメージすると、
あの頃と変わらない気持ちで業務にあたることができます。

これからも、これまで培った経験一つ一つ、信条一つ一つ、触れ合った人の顔一人一人を大事にして、

これから先の一人一人のために業務にあたっていこうと思っています。



(つかさ)

<定住財団TOPへ

まだしまね登録してないの?

トップへもどる