スタッフのひとりごと

定住財団スタッフの日々のつぶやきをお届けします。

Diary

2022-08-31 島根創生へのスクラム

全国に先駆けて、人口減少問題の解決に取り組んできた島根県ですが、残念ながら、今でも毎年、約5千人ずつ人口が減少しています。

 

その大きな要因の1つが、大学進学や就職時に若者が県外に流出してしまうことです。島根県には島根大学と島根県立大学の2つしか大学がなく、その定員は全て合わせても、約1600人しかありません。

 

島根県の高校生は1学年約6000人ですが、うち進学者は4500人ですから、構造的に県外進学をせざるを得ない状況です。結果、毎年3000人、実に半分が、県外の学校に進学しています。

 

島根県では、最上位計画である「島根創生計画」を作成して、様々な取組を実施していますが、その柱の1つに若者が、島根に残り、戻り、移ることを目指すというものがあります。

その具体的な取組として、「しまね産学官人材育成コンソーシアム」というのがあり、今日、その総会が開催されました。

 

これは、島根大学、島根県立大学、松江工業高等専門学校の高等教育機関、経済団体、島根県、島根県教育委員会等がスクラムを組み、県内の産業振興を目指すとともに、その担い手となる若者が島根で就職、定着することを目指すもので、定住財団もその構成員として、非常に重要な役割を担っています。

 

計画では、2030年までに社会移動(転入者-転出者)の均衡が目標として設定されています。決して簡単な目標ではありませんが、現場の最前線にいる定住財団に大きな期待が寄せられていることを自覚しながら、精進したいと思います。

 

追伸:就職を目指す高校3年生の皆さん! 明日(91日)から就職活動が始まりますね。健闘を祈ります。

(雲)

<定住財団TOPへ

まだしまね登録してないの?

トップへもどる